YouTubeのPerfect Circuitってチャンネルで Technos Acxel というシンセが紹介されています(via Synthtopia)。
Synthtopiaの記事サムネ見たら、新登場のガジェット系シンセにしては随分いかつい…と思ったんですが、30年も昔、1987年にカナダはケベックのTechnosというメーカーが立ち上げた製品らしかった。知らんかったです。
Additive Synthっていわゆるハモンド・オルガンみたいに倍音を付け加えていって1つの音色とするもので、わりあい最近は一般的なソフトシンセの補助機能としても備わっていたりします。
あたしはAdditive Synthです!って感じのものと、スペクトラム調整機能とで手持ちのをありったけ並べてみます。
個人的にはdiscoDSPのがおそろしく良く出来てると思うのだけど、人気が乏しく、あとガチで使おうとすると使いにくい上に猛烈に重いです。ワンポイント起用のみ。
Alchemyのも結構作り込めるのだけど、結構作り込めるのに細かい作り込みがしにくいという「なんじゃそれ」状態。
なので総合的にAdditive Synthの印象はあんまり良くない。
ちなみに昨日上掲のSynthesis TechnologyのWaveEditでビット臭強めなWavetable作ろうと思ったら、そうでした、1つのIndexが512サンプルで、Serumは1024、Icarusが2048であるため手間がかかるんでした。さあ取り込もうって段階に至って慄然としたのでした。
で、冒頭に上げたAcxelの動画がドラマの初回かってくらい長くて実は最後まで見てないんですが、中盤ちょっと手前くらいで聞くことのできるFM合成音、これ、僕くらいの世代だとわかるかなあ、音源技術に気合入りまくってた頃のアーケードゲームの音色みたいで、ちょっとこみ上げてくるもんがありますね。
メインストリームではほとんどありませんけど、この手の音色をこよなく愛する界隈もありますんで、もしかしたらこの動画を見て騒然としているかも。
SynthtopiaサイトかPerfect CircuitのYouTubeチャンネルで見られる他の動画で聞ける音色の中には、ちゃちく響きながらも一体どんな仕組みでなってるんだと思わされるものもありました。
こういうの、意外とインスピレーションを掻き立てられるんですよねえ。