Spectrasonics “Omnisphere 2.6” リリース近し

SpectrasonicsのOmnisphere 2.6登場のニュース。
一昨日くらいに既に発表されていたのですが、実際に出音の確認できるデモ動画が上がっていますね。

Spectrasonics announces Omnisphere 2.6 with improved arp, new sounds & more

Spectrasonics News - Omnisphere 2.6 Announced at NAMM 2019
Spectrasonics News – Omnisphere 2.6 Announced at NAMM 2019

いつも通り、Eric Persing自身による説明動画。

新旧多様なハードウェアのコントローラ(プロファイル)に対応したのももちろん素晴らしいことですが、かつてEricが開発に加わったD-50のサウンドが現代のサウンドクオリティに適う形で再現されている(4:57のStaccato Heaven、6:36のSoundtrack、6:54のFantasia)のはある種、金字塔の功績といえます。
今回のアップデートにより、爆音の環境音再生ツールから実用的シンセに少しベクトルを戻した印象もありますね。
これらはNew SoundsというくくりでSpectrasonics社のサイトに記されています(現段階ではそのリストが示されているわけではない)。

続いて動画では、もう1つの目玉であるアルペジエイターについて、コードの転回型が使われるようになったこと、ベンディング(ポルタメントレガート? ピッチベンド? はっきりしない)に対応したこと、演奏をMIDIデータにキャプチャしてDAWに貼り付けられることが語られています。
現状、アルペジエイターやコードアシスタントツールが大流行していて僕もその手を借りることちょくちょくあるのですが、たしかに転回型とキャプチャの機能は現バージョンまでのOmnisphereにおいて弱点の1つでした。
15:36からのデモ演奏で、アルペジエイターだけで何ができるようになるのかがよくわかります。

リリース時期は2019年3月ごろ。Omnisphere 2ユーザーは無償アップデートとなる見込み。