ループ素材制作風景

挨拶以外の内容で更新しないのもアレなので、昨年夏過ぎくらいから依頼あって月に数個作ってるループ素材のプロジェクトデータをスクショでまとめて載せてみます。何の参考になるかわかんないけど、思いも寄らないものが喜ばれたりする最近ですんで、躊躇わんどこう。

ここでいうループは、サンプルループではなくてフレーズループです。
Logicを使ってみたりAbleton Liveを使ってみたり、トラック名やリージョン名、トラックやリージョンの並びに効率化を探る過程が伺えます。
名義なしの納品スタイルですんで最終的にどこに使われるものかわからないように、読み取れない程度に画像サイズを縮小してます。

既知の点も含め、自分なりの振り返りも兼ねてメモを書くと、

  • 始めの頃よりトラック数が増えたのはレファレンスの分析が自分なりに進んでイメージが具体化してきたから。
  • ジャンルのせいもあるけど、MIDIシーケンスの内容は次第に簡素化し、ソフトシンセ内でのオートメーション(マルチ・セグメント・エンベロープ)の比重が高まってる。
  • キレイにループさせるためにはバウンス時に2周目を書き出す設定が望ましい。それに近い状況にするため、既定の倍の長さ(4小節×2)をフリーズして後半を書き出すのがわりと好都合。
    各素材を同時に鳴らしたものがデモとなる。原則、購入者の環境でも完全に同じにならないといけない(フレーズやピッチが変わってしまうなんてもってのほか)。従って再生するたびに音が変わってしまうノイズなどのランダム要素は極力拝するか、いったんFIXさせる必要がある。従って何らかの小さな点でも手戻りが必要になった場合は結果的にほぼ全て出し直しとなる。
  • 以前も記したが、既存の素材を使用した形でのフレーズはNGなので、どうしても使うなら派手に加工して別物にするか、原則として自作する。この点でスネアとハイハットは大変厳しい。909のハイハットなんてどうやって作りゃいいんだ…。
  • Ableton Liveがこの手の作業に向いていると思って一時Ableton Live限定で作成した(11-15の時期)が、結局慣れたLogicのほうが効率良かった。ただ慣れているぶんマンネリ化しやすいので時折Ableton Liveを使って考え方をリセットするのが自分にはいいらしい。
  • むろん全ての出来に満足してはいず、ボツと自己判断してるものも多数ある。ある程度マーケティングしてから制作するものの、全てを観測し切れはしないので、気に入ってなくてもひとまず渡している。例のインタビューでもその辺りの考え方について質問されたけど、自分の名義を出してまで自分が気に入らないものを作るリスクは実はでかい。
  • スクショには写ってないが、かなりの頻度でReason Rack Pluginの出番がある。Ableton Liveの音源ひいてはM4Lの音源を使うとニカ寄りのサウンドになってしまうので、ちょっとそれとは違うものをと考えるとReason Rack Pluginが結果重宝する。

2021年もガンガン作り続けてくれるように頼まれてるので、引き続き効率化を図っていきます。
おそらくその結果、サウンドにもまとまりが出てくるでしょう。
現段階で手順がだいぶ整理されてきて、サウンド全体のまとめ方に配慮するゆとりがぼちぼち出てきてます。

3が日はお休み…といっても何かしら実験したり、もしかしたら記事更新するかもしれないけど、4日から通常営業です。