Roland Cloud 、機能増強

歴代名機をソフト上でほぼ完全再現できる点で以前からこの日記では大歓喜してました Roland Cloud 。
ついに日本でも正式にサービススタートしましたね。

はじめの頃は Roland Cloud Manager 自体がアップデートできなくなってしまったり、サーバーが落ちてる間プラグインが起動できず作成中の曲をトラックダウンできないなんてこともありました(今後もその心配がないわけではない)が、ようやくここまで…。
これまで、ANTHOLOGYの括りでいかな名機の忠実な再現が行われようと懐古主義でもない若い方にとってはメリットが薄く感じられていたと思いますが、SYSTEM-8, SYSTEM-1の登場以降、そして今回仲間入りしたZENOLOGYでRoland Cloudの位置付けは変わってくるんじゃないでしょうか。

今回のアップデートで「おっ」と思った1点目は、日本での正式サービスという点でした。それと同じくらい驚かされたのはLifetime Keyつまり永続ライセンスの追加。
実はTwitterではRoland Cloudへのネガティブな反応として、サブスクリプションつまり毎月支払うほどの使用頻度/クオリティではないというネガティブな反応がこれまで意外と目についていたのでした。
価値とクオリティとのバランスに永続ライセンスという選択肢が増えたことで、ぐらつく人も出てくるんじゃないですかね。
Roland Cloudの音源や音色の更新は二月に一遍くらいのペースでしたんで、永続ライセンスを購入することで半永久的に内容更新にキャッチアップできるとしたら僕なら嬉しい。
…もっと率直なことを言うと、Roland Cloud Managerの動作って少し重いので、永続ライセンスにすることでシステム常駐させずに済むようになるなら嬉しい。

ZENOLOGYですが、今回触ってみてSRXの横断検索が可能になったような喜びがあります。
個々の音源モジュールが個々のソフトウェア音源として対応していたために差し替えがこれまで煩わしかったものが、ポータルサイト様(よう)の存在ができてアクセスしやすくなったと言えます。
対応ハードウェアを持っていれば音色共有もできるとのことで、制作のみならずライブ(がこの先いつ行えるようになるかわかりませんが)でも活用できる、そうなってくると有難さも一入です。

Roland Cloudで受けられる恩恵についてですが、こうまとめるとわかりやすいですかね。

Concerto : 簡易版のRompler

  • Anthology : Concerto用シンセ音源
  • FLAVR : Concerto用、ジャンル特化またはコンセプト音源
  • Tera : Concerto用アコースティック楽器音源
  • DrumStudio : Concerto用ドラム音源

Legendary : 名機の再現

  • JUNO-106, JUPITER-8, TR-808, TR-909, D-50, JX-3P, TB-303, JV-1080, XV-5080, PROMARS, SH-101, SH-2, SYSTEM-100, SOUND Canvas VA : DAWとのテンポ同期に時折難がある点に注意
  • 各種SRX Expansionシリーズ : 前世代のSR-JVとは幾らか内容が違う点に注意

AIRA : ハードと「まったく同じ」音

  • SYSTEM-8, SYSTEM-1

ZENOLOGY : これからの統合環境?

  • 各種EXZ Expansionシリーズ : SRXの延長上
  • SDZサウンドパック : EDM、電子音楽向けの素材集

メンバーシップの区分けCore, Pro, Ultimateの表も少しわかりにくい? 単に3レベルあって、毎月支払うか、1年分まとめて払うかの2択になってるだけです。
ただし、どうやら使えるソフトに違いがあるようなので、Roland Cloud Managerの画面でなく、Webページのほうでしっかり確認しておく必要がありそうですね。

Roland Cloud - Memberships
Roland Cloud – Memberships

あとは、欲をいえばの話ですけど、未来の音をどうやってこれで紡ぎ出すかですよね。
クリエイターの能力に大きく関わってきますので、あれこれ考えてみたいと思います。