Rhodes “V-Pan” フリー配布中, etc.

Rhodes “V-Pan” フリー配布中

物理モデリング、サンプリングなどさまざまな方法でRhodesのエレピサウンドは再現されてきてますが、以前も記したように本家本元Rhodesのトレモロは独特で、そのスピンアウトとなるV-Panだけでも欲しいって気持ちは正直ありました。いただいちゃいましょう。通常は$39.95もするんですね。

231220追記:

うちのLogicでは読み込めませんでした。

231224さらに追記:

どうも気になってxattr -rcしてみたり、Logicを英語モードで起動してみたり、V8 Proを先にインストールしてみたりなどしてみたが、再度インストールしてみたときにCodeMeterって文字列が見えたのを思い出して、もしやとシステム設定内のCodeMeterを見たらサービスが起動していなかった。
Start Serviceしたあと、LogicでValidation通してみたらV-PanもV-Rackも「検証に成功」と出た。
オーサライズできないって人も見かけて、それと関連するかわかりませんが、試してみてください。

既にプリアンプ部分とエフェクト部分のみ取り出したV-Rackってのもあったようですね。

Rhodes V-Rack Plugin

Spitfire “MG Soft Acoustic Guitar”

Spitfire Audioからアコースティックギター音源って…と思いつつ、リリースから4日ほど過ぎてしまいましたが、丁寧なWalkthrough動画を見てたら感心してしまったので、記事更新後ですが急きょ追記することにしました。

どうやらPianobookでリリースされ好評を博していたNylon Guitarの後継品で、ギターサウンドをこよなく愛するMike Georgiades氏とのある種コラボ製品らしい。

アコギを含む、ギターのサンプルライブラリーは既にかなりあちこちからリリースされていて、音の良さ的にはAmple Soundのが評価高い。しかしながら使いやすいかというと不満箇所はあって、偶然かそれともマーケティング的な助言あってかわかりませんが、MG Soft Acoustic Guitarにおいてはそれらの点において問題解消に誠実に取り組まれてる印象があります。
アイコン表示を含むインターフェースの操作性は言うまでもなく重要で、正しい用語、視認性高いフォントで各ノブやコントロールを示してるデザインはとてもよい。キースイッチの配置も合理的。
実際に使ってみないと確実には言い難いのですが、開放弦とハンドポジションとの兼ね合いについても細かな配慮がなされている感じ(たぶん後着優先的な手法かと)。レガートになるか否かってのは自分も毎度のように惑わされるとこなので、これがそうした手法でスムーズになるなら大歓迎。
シーケンサーの各グリッドのSTYLE設定はレガシーな手法だけど確実性を期すならこのほうがいい。MIDIのドラッグエクスポート結果(動画内で確認できる)も非常に妥当。
Calibrateの内容は端的だし、FXの内容も至極真っ当で、だからあとは実際に使用した場合にどういった点で惜しいところがあるのかだけ気になる感じですね。

ただ、自分は素晴らしいと思ったけど、パッと見が地味なので、こういうのはここ数年非常に売れにくい。ザッと弾いたものが自動的にリアルに鳴ってくれるものでないと、たぶん今の時代はなかなか売れないように思います(で、そこまでのものはまだ世の中にはない)。