かなり昔からあるフリーのエフェクター、PSPの PianoVerbがGUIを今っぽく変え、プリセット管理の仕組みを備えて PianoVerb 2 にアップデートしました。
機能がほぼそのままのPianoVerbはフリーで、機能追加の行われたPianoVerb 2は11/12まで$14.99(日本円で¥1,700前後)で販売されてます。
懐かしい!って声が聞こえそう。
ピアノの筐体(弦)に響かせて残響を得るリバーブ方式が元々ありましてね。
そこまで一般的な手法ではないのだけど、それをプラグインエフェクトとしてシミュレートしたのがPianoVerb。
ざっくり言うと、スプリングリバーブが幾重に絡み合ったような複雑な響きで、楽器そのものをリバーブとして使う仕組みならではの音程感ある残響感に特徴があります。
探せばコンボリューションリバーブ用のIRデータも巷にはあります(持ってるけどどこで入手したか覚えてない)が、コンボリューション型と違って、アルゴリズミック型ならではの流動性が強みです。
汎用性こそ薄いものの、エレクトロニカやアンビエント、ネオ・クラシカルと相性がいいと思います。
プレートリバーブだのスプリングリバーブだのよくわかっていなかった頃にはほとんど使うことのなかったPianoVerbですが、今なら効果的に使えそうな気がします。