Impact Soundworks “Tokyo Scoring Strings”

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Impact Soundworks “Tokyo Scoring Strings”

既に、トレーラー動画では多くのThumbUpを稼いでいる、Impact Soundworks のTokyo Scoring Stringsの予約が開始されています。

あくまでストリングス縛り(ハープ除く)なので、フルオーケストラを求める方にはマッチしないと思いますが、日本のスタジオの空気感にマッチした質感、スピード感がキャプチャされていて、雰囲気が抜群です。

TOKYO SCORING STRINGS 2.0の詳細情報ページ
IMPACT SOUNDWORKS社製 ソフト音源 「TOKYO SCORING STRINGS 2.0」の製品詳細情報ページです。

211110追記

予約受付終了間近

先月も紹介しましたが、ぼちぼち予約受付が終了するそうなので、もう一度取り上げておきます。バタ臭いストリングス音源だと少し距離感が出て困っちゃうときありますね。正真正銘、日本でレコーディングした音なので、手に馴染みやすいと思います。

230113追記

Ver2へ

Impact Soundworks Tokyo Scoring Strings (Kontakt Player VST, AU, AAX)
Impact Soundworks Tokyo Scoring Strings (Kontakt Player VST, AU, AAX)

ver1の発売前のα版あたりから動作確認を担ってました。
壮大さ薄く、近年のインティマシーな響きを持ちながらも、中域の持ち上がった少し湿度の高い質感で、果たしてこういうサウンドをディープサンプリングしても使う場があるか?というのが当初の感想だったんですが、日本っぽさ云々はさておき、チェンバー感のあるストリングスライブラリーとしてはこれよりピッタリなものはないように思います。かといって他社製品をそこまで詳細には知らないので、同じコンセプトのものが現れたらどうなるかわかりませんけどね。

リアルなレガートのリリカルさをいかに実現させるか各社が手法を探求している現在、本製品v1においてはリアルタイムでの実現を半ば諦めるという選択を取っていました(打ち込みにおいてはその限りではないが、トラックディレイとの兼ね合いは捨てきれず)。
v2においては弥縫策ともいえたその手法も脱却し、Lookahead 2.0すなわち文字通り次の世代に移行できた印象があります。ISW自身がそこにあまり価値を感じていないのが不思議ですが、ユーザーとしてはかなりポイントが高い。
それから、v2ではv1よりもサウンドのバリエーション的に汎用性が強化され、日本的な残響感、調和感にこだわらず、洋の東西を問わない用途に使用できるようになりました。マイクのミックスバランスを変えたサンプルが別途用意されたことによるものと思われます。

ひとまず、J-Pop的な音密度の中で抜けて聞こえてくるストリングスライブラリーが意外と少ないもんで、ここぞというときのために持っといていい製品じゃないかなというのが個人的な感想です。