Ummet Ozcan “Genesis Pro”
Electro HouseやBig Room House系のDJであるUmmet Ozcanによる、減算、FM、PD、Multiwave、PCMのハイブリッド(融合)シンセ、 Genesis Pro がたった€1で出るらしいというニュースで騒然としてます。
より素早く、より自由に音を作り出すために、レイヤーやスプリットが搭載され、モジュレーション・ルーティングの可能性が増やされ、マクロも自動アサインされる、とのこと。
クオリティはまだわからないけど、とにかく欲しい機能は全て突っ込んでしまうつもりのようです。
発売時期にはまだ触れられてませんね。
200209追記
年内の発売という情報を見ました。
新しくYouTubeに投稿されたSounds Demonstration(上掲)を見る限りほぼ完成形と見え、早ければ3〜4月頃、遅くとも秋前にリリースされるのではないかと推測します。
サウンドのクオリティや方向性ですが、そこまで斬新さは感じられず全体的にオランダ臭が強め。
€1と言われても受け付けない方もいるかもなって印象です。
€1という価格になったのは、これまでイベントで忙し過ぎてクリエイターやトラックメイカーたちの世話をできなかったその罪滅ぼしみたいなものらしい。
早く手に入れて、クオリティをチェックしたいとこです。
200314追記
3/12にリリースされました。
おう、Windows 7,8,10対応ってのを見落としてました。ションボリ。
しかしながらFAQに次のようにあるので、座して待つべし。
4. Is the Genesis Pro available for Mac?
No, not at the moment. The Genesis Pro is only available for PC. But we are actively working on getting it to Mac.
Genesis Pro Frequently Asked Questions(https://webshop.oz-soft.com/en/content/9-frequently-asked-questions)
Genesis Pro のMac対応は2.0以降
今日12/1のメールニュースで1.0.3へのアップデートが伝えられると同時に、次のように案内がありました。
Native 64ビット、Mac版について多くの方が待ち望んでくれていて、実現に向けて鋭意取り組んでいるところではありますが、Genesis Proの全てのモジュールを再構築したり置き換えたりするのはかなり時間を要するタスクであり、それゆえ見通しを立てられません。Genesis Pro 2.0はその複雑さもあって長期のプロジェクトとなりますが、優先事項として進めています。この新バージョンはNative 64ビット、Macへの対応、それからクオリティ、パフォーマンス、CPU/RAM効率といったあらゆる面で格段に進化する予定です。
プロジェクトが進展し次第、さらなる情報をお伝えします。ベータ版に至った段階で全てのカスタマーにお知らせします。
このほか、Oz Softとしてまた別のプラグインソフトを開発中で、それは64bitおよびMacにも対応したソフトになる予定であり、Genesis Pro 2.0を開発する間にリリースされそうです。
ということで、明確にいつ頃とは言えないけれども本格的に64bit対応とMac対応にGoサインが灯ったと言えそうです。その間、別プラグインを開発しつつ64bit対応とMac対応の具合を掴んでいくのかもと捉えました。
一般にこうした対応にどのくらい期間が費やされるかというと、メーカーによって本当にバラバラで、1年以上かかるとこもあれば、わずか数ヶ月でやり遂げるところもありますし、場合によっちゃ途中でギブアップするところもあります。
なので、Macユーザーとしては過度の期待はしないほうがいいのかなと思った次第。
240201追記
開発継続は暗礁に乗り上げたか…?
€1で注目を集めましたが、どうもその動作は芳しくなく、極めて不安定でプロジェクトファイルごと破壊する可能性があるとK-v-Rでは評されていました。
後続のXPANDERのほうは決して悪い代物じゃなかったのですが、数日前からリンク切れの報告がうちのサイトのダッシュボードにも上がるようになり、依然復活の気配なく、ソフトウェアの開発配布からは手を引いた可能性があります。ちょっと残念な結末ですね。