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Krotos Studio ‘Pro’、2023年後半に登場へ

ハリウッドクラスのダイナミックな音効の作成を容易にするKrotos StudioのProバージョンが2023年後半に登場する予定とのこと。
現在のところKrotos Studio FreeがWinとmacのクロスプラットフォームで配布されていて、つい最近Krotos Studio Genesisという拡張パック($29)が発売になったところ。
ん? この人はSonora Cinematics(https://sonoracinematic.com/)の動画でも解説してたAlessandro Mastroianni(https://www.youtube.com/c/AlessandroMastroianni)ですね。Krotosのコンテンツ作家で、Sonora Cinematicsは彼自身のプロジェクトらしい。
Krotos Studio Freeをざっと動作させてみた感じでは、まだ工事中の部分もあったり有料コンテンツを購入しないと踏み込めないカテゴリーがあったりで、充分な能力まで体験するまでには至らなかったのですが、操作性、同期性、拡張性が充実してきたなら映像作品、ショーや演劇(つまりリアルタイム)、音楽(ひいてはインスタレーション)、インタラクティブな場所への適用など、汎用性の期待できるインターフェースになりそうに思います。もちろんコンテンツが充実してくることも大事なので、ウォッチリストに加えておきたいところ。
Toneworks “CATALYST”

デンマーク、コペンハーゲンの小さなミュージックテクノロジー開発会社(About Us; EULAによれば2012年は既にあったようで、老舗と言えそう)、Toneworksのデビュー作 CATALYSTは、それ自身がプラグインインストゥルメントとして動作しつつ、その中でVST2,3, AUプラグインをホストしつつ、コードやベースパート、メロディの作成を補助するというソフト。
スタンドアローン動作かつMIDI出力してもいいのでは?とも思いましたが、それには対応していないよう。
LogicではMIDI FXがあるのでほとんど出番がないような気もし、同等の機能が存在しないDAWで使うのならば便利かなと。
デモ版には30分の時間制限があり、一般にプラグイン自身を差し直せばタイマーがリセットされるのですが、このソフトにおいてはタイマーのリセットに際しDAWの再起動が必要になります。特に、初回起動時はプラグインのスキャンで制限時間を食い潰してしまうので、作りかけの曲で試してみるみたいな試し方はちょっと避けたほうがいいかも(何が起きるかわからないので)。
🆓 Shift Line “Skynet Reverb”

ストンプボックスを中心にリリースしているらしい、ロシアのShift Lineからリバーブプラグイン Skynet Reverb。比較的最近似たような名前のリバーブプラグインを見た記憶がありますが、同社のAstronautに搭載されたアルゴリズムを移植したもののようです。
こちら、時間がなくてサウンドをチェックできていません。
ModernMetalSongwriter “Clairvoyant”

こちらも初耳のModernMetalSongwriterというデベロッパーで、新たなアンプシミュ Clairvoyant。
ここんとこメタル系のアンプシミュ、キャブシミュソフトは飽和気味といえるほど大量に出てる印象なのですが、こちらは機能豊富と謳われています。
下に掲載した動画でも見られるように、無駄なビジュアルエフェクトを排し、スマートに動作している印象があります。実際にミックス内で試してみた上で、自分の好みに沿うかどうか判断したほうがいいとは思いますが、個人的には最近あれこれ見てきた中でかなり自然なサウンドを発する部類に入るかなと。