DiscoDSP “Discovery Pro” 6.9

開発業務から手を引いたと思い込んでいた(失礼)DiscoDSP。
少なくとも2007年に Discovery Pro というのがリリースされていて、それが先日6.9にアップデートされたとのことで軽くチェックしてみました。
価格は$149(1万6390円)と、そこそこの値段。

discoDSP - Discovery - NORD LEAD INSPIRED VIRTUAL ANALOG SYNTHESIZER VST/VST3/AU
discoDSP – Discovery – NORD LEAD INSPIRED VIRTUAL ANALOG SYNTHESIZER VST/VST3/AU

前のバージョンを知らないんですが、アップデート内容としては、Catalinaへの対応、マルチアウトプットへの対応(でいいのかな?)、WindowsおよびLinux環境でのスタンドアローン対応、LinuxのスタンドアローンJack対応(この辺はよくわかんない)、Thomas Hookによる128個のプリセット、フレームワークのアップグレードといったところらしいです。
YouTubeで旧バージョンらしき動画を見てみましたが違いがわかんない。

わかんないだらけのものを取り上げるのもいかがなものか、だったのだけど、試しに入れてみたら予想外に音が生々しいことに驚いて取り上げさせてもらった次第。
いわゆるソフトシンセ的なド正直な音ではなくて、アナログ結線して録音したような感じのサウンド。
でも音が悪いってのとは違って、独特のネバっこさがあり、存在感があり、かといって最近のソフトシンセにありがちな強引なステレオ感もなく、カットオフをいじってやたらピーキーになることもなく、Nord LeadやMoogのフィルターにインスパイアされたというだけのことはあります。
楽曲制作上、アナログシンセってわりと音色がマンネリ化しやすいのだけど、自暴自棄にいじってもシンセらしい音に落ち着くのは(不便って人もいるかもしれないけど)地味に有り難い。
これは、ちょっと所有欲をくすぐりますね。

Nord的なシンセというと、ご存知、Toda Ichiro氏によるSynth 1(Software Synthesizer Synth1)があってもちろんアレも非常によくできてました。残念ながら今年の7月にMac版の公開が停止されたので、何かそれに変わるものを探している方がいらっしゃれば、選択肢に加えてもよさそう。

Discovery ProとDiscoveryの機能の違いは、discoDSP – Discovery Pro – NORD LEAD INSPIRED 12 OSCILLATORS VIRTUAL ANALOG + WAVE SYNTHESIZER VST/VST3/AUページの最下部に表としてまとまっている上、DiscoveryとDiscovery Proとでそれぞれデモ版を落とせるので、どちらが使いやすいかは、ご自身の環境で機能比較を行って判断されるとよいかと思います。