リバーブなんて1つ最強なのあればいいじゃんと思いながら新しくMadrona Labsからリリースされた Aaltoverb の動画を見たら、ニカ調のそっけないシーケンスにまずは何の変哲もないリバーブがかかってるのを聞かされて、「そうでしょうねえ…」と思ったんです。
![https://madronalabs.com/products/aaltoverb](https://i0.wp.com/www.makou.com/wp-content/uploads/2019/08/19082401.jpg?resize=840%2C524&ssl=1)
![https://madronalabs.com/products/aaltoverb](https://i0.wp.com/www.makou.com/wp-content/uploads/2019/08/19082402.png?resize=840%2C385&ssl=1)
そうしたら、このvimeoでのスクショで見られる設定での出音になって、「イ…イカれてる」と。
要は超ショートディレイでフィードバックを強めにしたドラム缶サウンド。
ディレイで似たような音を得ることは可能なのだけど、ちょうどいいフィードバック値を探すのは地味にしんどい。
たしか、ディレイタイムが音階に合うように調整されるシンセ音源が以前あった気がするのですが名前は忘れました。
このドラム缶効果がどの程度必要かというと滅多に必要にならないのも事実ですけど、使いどころをわざわざ作るのはけっこう楽しいもんで(だから一時期サイ・トランスやイスラエリック・トランスに傾倒した)、こりゃ面白いリバーブを作りましたなあ、と思わされました。
ドラム缶サウンドだけじゃなく、設定値によってはえらく高い帯域のリバーブや、ほぼフリーズといえるディケイタイムも得られる、あまつさえオートメーションでゴリゴリ動かせる、というふうにアルゴリズミックリバーブのアルゴリズミックリバーブたる「所以」を見せつけています。
Mac/Win、AU/VST対応で$35.00と、比較的お手頃価格。
ちなみにaaltoの名に聞き覚えのある人もいらっしゃるでしょうか。Madrona Labs は玄人好みのセミモジュラーソフトシンセ、 aalto を作ったメーカーです。