【概訳】 AI Duet はミュージシャンをじっと見つめる

一見、某ゲームの画面のような A.I. Duet は、ニューラルネットワークを使用した自動フレージングプログラムで、プレイヤーが演奏したフレーズに応答するフレーズを自動的に生成します。

Bobby氏の記事を軽く訳しておきますね。

AIが作る音楽に戦々恐々とするミュージシャンも多かろう。ロボットに取って代わられるのはたしかに恐怖だが、今のところそんな心配はないらしい。

Google Magentaプロジェクトの A.I. Duet は、優れた音楽を機械的に作れるかを試すために作られたもの。Yotam Mannが作り、オープンソースで公開している。

映像で見る限り大それたものではなさそうだが、面白いのは先に演奏した例を聞いて真似ようとしているところ。学習例として優れていると同時に非常に面白い。

とりあえず僕らがAI音楽に怯える必要はないだろう。

アクセスはこちらから。

Bobby Owsinski’s Music Production Blog – Bobby Owsinski’s inside look at the art of music engineering and production as well as the latest music industry news and views

昨年の春ごろ、日本のアニメのセリフをもとにコンピューターが音声を生成しようとしている映像が少し話題になったようで。

最初はただの断裁データの再連結だったものが次第に人間味を帯び、48,000回を過ぎた辺りからは赤ちゃんの発声訓練っぽい様相を呈してきます。
不気味の谷をゴリゴリ踏破してくる途中経過こそ不気味で、一見の価値がありますね。
また、たかだか50,000回の(最大限に学習効率を高めるプログラムが組まれているとしてそれを差し引いても)テストでここまで質を高められるのかと驚きもします。

不気味の谷に近づけば近づくほど、人間と機械の溝の姿は逆に鮮明になってきます。
A.I. Duet でいえば、AIが返してくる短いメロディがどうしてそれらしくないのか、その原因がハッキリしてくる…そうすると僕なんかは「全く安穏じゃなくない?」と思うわけです。
AIが創り出すものが僕らに響かない原因は、踏み込めば複雑なものかもしれないし、複雑そうでいて取りまとめると簡単なのかもしれません。
“最大限に学習効率を高めるプログラム”を組める技術者ならば、音楽が音楽たる所以をワンライナーばりに取りまとめてみせるのもたやすそう。

戦々恐々とするよか、機械と人とでいたちごっこするほうが面白そうだな…と、危機感を感じながらも呑気にそう思ったのは、自分の実情が良くも悪くもあまり切迫していないせいかもしれません。