「5 Top Mistakes To Avoid When Mixing Keyboards」

キーボードをミックスする際に避けるべき5つのミス(5 Top Mistakes To Avoid When Mixing Keyboards)、とする記事がAsk Audioに。

ざくっとだけ訳すので、詳しく理屈を知りたい方は原文で。

5 Top Mistakes To Avoid When Mixing Keyboards : Ask.Audio
5 Top Mistakes To Avoid When Mixing Keyboards : Ask.Audio
  1. キーボードといっても多種多様だが、アナログシンセなんかはシングルバンドのコンプレッサーで調整しようとすると低域の太さに効果が引っ張られてしまって制御しにくいので、マルチバンド・コンプレッサーで帯域ごとに調整したほうがいい。
  2. すでに臨場感のあるピアノに不用意にリバーブをかけないほうがいい。密度が濃く、長い残響は丁寧すぎて気味悪く響きます(=saccharine)。ソロ・ピアノの曲なら濃い目にかける余地がもちろんあるのですが、それでも不用意なかけ方は好ましくない。
  3. 帯域面で競合するステレオパート同士は、無理してEQで調整するくらいなら、20〜40%程度の適度なパンニングを利用して整理したほうが効果的。これは古い方法でなく今も現役の方法。
  4. そのパート単品でのEQをいくら凝っても、他のパートと同時に鳴らしたときに塩梅悪く聞こえてしまってはしかたがない。曲に合うようにEQすべし。そのパートが完全ソロで鳴らされる箇所がもしあるなら、それ用に特製のトラックを作って鳴らすべし。
  5. 深く調整の施されたサンプリング音源のピアノと違い、生のピアノは周波数のレンジもダイナミクスのレンジも大きく、ミックスにあたっては熟達した技術が必要。

キーボード、シンセって、バンドでもそうだけど多くの場合「その他」の位置付け、ストリングスのパートもピアノのパートもリードシンセのパートもホンセクのパートもってなるので、書かれているように一口にああだこうだと言いづらい。とはいっても、ここで想定されているのはシンセとピアノとオルガンくらいまでだと思いますが。その前置きで記されたこととしては妥当な内容だと思いました。
これ以上は何を書いても蛇足になりそう。