-14 LUFS について Ian Shepherd の見解

Mastering for Streaming Made Simple
Mastering for Streaming Made Simple

Ian Shepherd氏のメルマガより冒頭部分のみ、面倒なのでDeepLで翻訳したものを若干補正して引用します。

ストリーミング用のマスタリングについては、今、この2つのことがよく言われています。

  • 常に-14LUFSにマスタリングする
  • 決して-14LUFSにマスタリングしてはいけない

では、どちらが正しいのか? 同じように信頼できる人たちが、同じように情熱と確信を持って言っているのですが…。

そして、その答えは、もちろん

どちらも正しいのです。

そして

どちらも間違っている。

でも心配しないでください それよりずっと役立つことがありますよ🙂

まず、すべてを-14 LUFS(あるいはその他の「目標」ラウドネス)にマスタリングするという考え方は意味がありません。アコースティックなバラードがメタルやEDMの曲と同じラウドネスを叩き出す必要があるのでしょうか? それではいい音にはならないでしょう。

一方

現実には、多くの人はまずオンラインで音楽を聴きます。そして、オンラインで聴く音楽のほとんどはノーマライズされており、-14LUFSより大きい音はレベルが下げられているのです。ですから、マスターのLUFSのラウドネスを完全に無視し、それがどのように音に影響を与えるかを理解しないこともまた、見当違いなことです。

では

もし、どちらもうまくいかなかった場合、どうすればいいでしょうか?

これは簡単なことです:

と、大事なポイントの手前であえて引用を終えておきます。気になる人は、Ianの無料メルマガ登録をどうぞ(登録ページ失念)。
ものごとを正誤で二値化するのがラクなのは確かですが、あくまでラクであるに過ぎないんですよね。インクルーシブ(ググると真逆の意味が出てくるので注意してね)とは程遠い。その意味ではIanのスタンスに妄信気味に靡くのも少々せっかちで、「同じように信頼できる人たち」のうちの一人とした上でマスタリングとの向き合い方を考えたほうがいいんでしょう。
少なくとも、-14LUFSへの向き合い方についてエンジニアの間でも見解が割れている事実は受け止めなければいけない。