フィルタのカットオフ周波数とQを同時に扱いたいなど、XYパッドを使用したい局面がありますが、Logic内で(物理インターフェースでなく)仮想XYパッドを使用できるのか、というと、Smart Controlで可能です。
ポイントとしてはModern Synth 2 Tabのレイアウトを選択することと、ここで表示される画面でControlタブ(下図の矢印参照)を選択すること、あとは通常通りパラメータマッピングにカットオフ周波数とQのそれぞれをマッピングすればOK。XYパッドの縦軸、横軸へのパラメータマッピングは、XYパッド内の矢印をそれぞれクリックして切り替えてからアサインします。
どちらかというと、制作時やミックス時に必要なアサインメントってよりも、ライブ演奏時に盛り上げたいってときに使うものではあります。
言うまでもなく、XYパッドが元から備わったエフェクト等であれば、これに頼る必要はありません。
当然、エフェクトプラグインに限らずシンセのコントロールもXYパッドにアサインできるので、XYパッドを通じてWavetableを動かしたり、新しく備わったSample Alchemy上でグレイン対象箇所の開始地点と終了地点を同時に動かしたりもできるでしょう(試してないので認識違いがあったらすいません)。
とはいえ正直、フィルタを操るだけならMulti FX内にあるRemix FXを使ったほうが自由度も高い。…というか、ここに色んなものをアサインできるようになればいいのにね。
なお、Smart Controlの各レイアウトについては、下記ページにまとめられています。
そういや、Ableton LiveのSVFやVitalみたいにLPFとHPFのブレンドで動いてくれないもんでしょうか。