
BYOMEやLIONなど独自の切り口で存在感を見せる Unfiltered Audio がバイナル(レコード)のシミュレーションプラグイン Needlepoint を開発し、リリース間近とのこと。
バイナルのシミュレーションは、既に幾つか各所からリリースされていますが、Unfiltered Audio が開発したのは、サンプルを加工するのではなく物理モデリングによってシミュレーションするもの。
いま現在はまだ製品ページもない(URLだけは存在しているが404)ようで、実際にどういった音になるかまでは不明ですが、物理モデリングによるということは、思ったより自由度が高いのではないかと思われます。それだけに、ユーザーにとってはバイナルの音響の仕組みに精通しておく必要がありそうですが。
新たな情報が出次第、追記していこうと思います。
追記
他の多くのシミュレーションソフトのパラメーターは、Needlepointでいう左端の1列部分の機能に留まりますね。
なので見どころとしては、それを除く画面右側3/4。
Compressionの各モードが興味深く、ノイズの設定項目の細かさ、バイナルアクション(これに関してはオートメーションよりリアルタイム制御のほうがラクそう)、オールドタイプのピッチシフトと、掘り下げがいがあるように思いました。
そこまでローファイやリアリティを欲してない方には、他の簡易版のソフトで充分そうですが、より高品質な仕上がりやオリジナリティを求める人にはNeedlepointがよさそうに見えます。