Reason Studios、オーサライズシステム変更予定

The gist of it is that if you rely on Reason for your music, our strong recommendation is for you to be on Reason 12 absolutely latest from September. That’s why we also have a campaign launching today to give everyone the possibility to get on the Reason 12 train.

訳:要は、もしふだんReasonに依存しているのであれば、9月から最新版のReason 12にすることを強くお勧めするということ。これに伴い、今日からReason 12に乗れるキャンペーンを実施します。

Reason 12 Ignites a New Era, Bid Farewell to the Old Authorization – Reason Studios(アーカイブ)

本年9月25日に、オフライン使用に関する旧オーサライズシステムを廃止とする予定だそうで、旧バージョンのユーザーを締め出して新バージョンに力ずくでアップデートさせるつもりか…と一瞬思いましたが、どうもそうではないようで。
対象となるのはReason 11までのユーザー。オンラインでのログインは変わらず、オフラインでのオーソライズについては一応継続されるものの、OSのアップデート等でこれらが機能しなくなっても公式にはサポートしない、ということのよう。Reason本体についてもですが、Rack Extentionにおいても同様と見られます。Reason Rack Pluginも。
Reason本体を使ってはいなくても、プラグインとして使用している場合もあるでしょう。また出先で、ネット環境が十分に整っていない環境で仕事を進めなくちゃいけない場合など、不安な場面は多々ありそうなので、少しでも使う機会のある人は結局アップデートせざるを得ないんじゃないかというところ。

この機会に最新版のReason 12にアップデートしよう、またはサブスク版にあたるReason+に乗り換えようって方は、 6/30まで、offline60-jrpa のクーポンでReason Studiosのスタジオから、またはPlugin Boutiqueでクーポン不要で60%オフで購入することが可能です。


蛇足。

うちでの一つの重要なポイントとして、Ableton Liveに搭載されたampなどsoftubeのデバイスは、他DAWからAbleton LiveをReWireでつないで動作させた場合には起動できず、でも、Reason上のsoftubeデバイスは他DAW上でReason Rack Pluginとして動作させた場合に動くってのがあります。もしかしたら今は状況改善してるのかもしれないけど、試してないからわかんない。
Logic ProのAmp Designerはあまり好きじゃなく(使わないってわけではなくて、求める音に辿り着きにくい)、数年前まで、アンプシミュを欲する場合にはいったんLogicを終了させてAbleton Live単体で起動させてAmpを通した音をLogicに再度持ち込む…などといった方法を取ってました(ボコーダーなんかも同様)。もちろんAmpの音が適していそうだな、特にハードウェアのマルチエフェクターで音作りました感がほしい場合。

充分な制作時間がなかったり、いちいち当該プロジェクトをLogicで起動するのに時間がかかる、あるいは起動時に順序を考慮しないとクラッシュしてしまうといった緊迫したシチュエーションでは、一度落として別DAWで編集して持ち込み直すっていう手法が無用なトラブルを引き起こしかねないってんで、ここ数年、手っ取り早くかつ安定度の高いアンプシミュ環境を物色しつつ少しずつシフトしてきたのでした。
折しもギターの打ち込みがいよいよしんどくなり、自分で弾いて録音&リアンプするようになってアンプシミュ周りの(バリエーション含めた)環境構築が喫緊の課題となっていて、ぼちぼち作曲がメインではない暮らしっぷりが定着し、なおかつそれ自体ではプライオリティの高くないReasonからこのタイミングで課題が提示されると、これを機に切り捨てるのもアリだなと思ってしまうのですね。