「凡庸な手法」

手短に訳すと「凡庸」「手垢のついた」ってことですが、Pro Audio Filesに連続でそんな記事が掲載されていました。
明日以降また続きがあるかもしれませんが、ひとまずそれぞれ次のようにリストアップされています(権利上日本じゃ視聴できない動画が貼られているため若干モヤッとしますが)。

  1. Auto-tuneのキツめなボーカル
  2. メガホン加工(ラジオボイス、電話ボイス加工)
  3. ダブリング
3 Overused Vocal Production Techniques (That Aren’t as Cool as You Think) — Pro Audio Files
  1. フィルター開閉を利用したダイナミクス
  2. ドラムのルームマイクでの歪み
  3. 808キック
  4. リバースシンバル
4 Overused Instrumental Production Techniques (That Aren’t as Cool as You Think) — Pro Audio Files

リバースシンバルはかれこれ20年近く「もうやめようぜ」って言われてる手法ですよね。
あと、ここに入ってないけど、スタッターエフェクトも僕はけっこう使っちゃう。やめたいんだけど。

原文では、たとえば808キックに関して「他で得難い人工的な低音に魅力がある一方、帯域を巧みに制御する技術が必要」というふうに、良い点と悪い点とで両論併記(言語化している点が実は重大)してくれていて、英語苦手でなければ一度目を通してみると、人によっては認識が新たになるかも。

大まかには「考えてやってる?」の一言に尽きる、そう読みました。
既存の手法を真似るのも決して簡単ではないのだけど、仕組みや理由がわかってないと案外そこからの応用、発展が乏しいもの。
言い換えれば、目的とその判定の段取りをすっ飛ばすと進歩につながりにくいし、もとよりその手法に説得力が出ない。
全部が全部そうってわけでもないんだろうけど、少なくとも自分は改めて肝に銘じたのでした。

いずれにせよ、こうして列挙されて思い当たるフシがある以上、それでもこれらの手法をやるにせよ、回避するにせよ、この先は意識せざるを得ません。
仮にダブリング禁止を自身に課した場合、それに代わる、同等の働きを持った手法を(日本の場合ミックスにかける時間が少ないらしいので「瞬時に」ってことになりますが)捻り出せるかは重大なポイントになりそう。

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