アドリブ練習用トラック jam tracks を作成する文化圏

調べ物をしていたときにガバガバ引っかかって、正直いうと、調べ物のときにはちょっと邪魔だなと思った。
知ってる人も多いかと思うけど、アドリブ練習用のオケいわゆる Jam Tracks ってのがよくYouTubeに上がってる。

Jam Track 例

インタープレイを楽しめないのはさすがに仕方ないとして、演奏を鍛えたいけど地味な打ち込みバッキングで練習したくないとか、セッションに参加できるほどの度胸がないとか、そういう場所が近場にないとか、引っ込み思案な方や不遇な方には便利なシロモノといえると思う。
ジプシー・ジャズ(ORジプシー・スイング)なんかはあんまり身の回りにやっている人もいないしな。東京ならいざ知らず。

視聴する人は必要だから視聴しているのであり、動画を作成した人は、視聴者が練習をしてくれるたびに再生回数が増え、条件次第では少し懐が潤う。
あ、この人のように、ジャズに限定せずジャムれるオケをガバガバ上げている方もおられるんだな。
ズバ抜けてクオリティが高いというわけではないけれど、感謝のThumb Upのお蔭で結構な評価になっているようだ。

アタリマエのことをかくけど、オケを作れる力があるからといって、著作権が切れていない他人の曲をデータ化してアップロードしたらダメ。
一般ウケしそうなものをオリジナルかパブリックドメインの曲で作らないと。
再生数はさておき気を引く目的で、極端に難しいトラックをアップするのもありかしれん。自己満足的に。

以前、電子ドラムの練習用のオケを作ってみませんか?と打診を受けて、制作費か何かの問題でポシャったことがある。
メーカーに制作費を期待するくらいだったら、場合によっちゃYouTubeにアップしたほうがいいのかもしれん。たぶん僕はやんないけど。