【徒然】Apple Vision Pro は音楽制作を改善しうるのか

5日前になりますがSanjay CがApple Vision Proをスタジオで使うにはどういった使い方があるかって動画をアップしてました。

Apple Vision Proを使った音楽ソフトの話題として自分が最初に見たのはAnimoogでした。

そして伏兵、RipXもApple Vision Proの活用例を見せてきました。

正直なとこ音楽制作の中でApple Vision Proを活用することをまったく考えてもいなかったし、この手の話題を考えるにはもっと適した人がいるだろうし、Animoogの例もどんなもんかと思っていたのですが、RipXの例で見られる階層表示はアリだなと。
自分がふだんの環境の中で不便を感じるものの一つとして、別々のパート内でコピペをしたいときとか、別々のパート同士でノートを複数選択したいときとか、(オーケストレーションなどで)別のパートを参照しつつ進めたいときとか、要は階層(レイヤー)を表示しつつレイヤーのエディットをしたい局面が意外とあるんですよ。
テイク選びもラクになったり、どのトラックにスパイクが発生してるのかメーターを見張る代わりにヒストグラムを幾つも表示しておけばわかりやすくなるなんてのも。
グリッチやスタッターなどのエフェクトをかけたいときに、選ぶ箇所と結果とを同時に表示するなんてのもそうか。
もっと言えば、カラーでレイヤーを区別して表示してくれたところで特別把握しやすくなってるわけじゃないし、自分のような色覚異常持ちにとってそこまでハンデの克服にもなってない。それ言っちゃうと立体感覚がめっぽうダメってハンデ持ちの人もいるんで相星だと思うのだけど、いずれにせよ問題解決にとっての選択の余地は、多いに越したことはない

レイヤー的に表示することで解決されうるものとして、たとえばマンガや小説の中で久しぶりに登場した人物の「こいつ誰だっけ」を振り返りやすくしたりとか、病院や役所での個人情報、個人や会社でレシートなどを比較/照会しやすくなったりとか、交通機関の乗換(急な遅延発生時、おのぼりさんには乗換案内だけじゃ対応しきれないことがある)やダイヤを組み立てやすくなったりとか、外国語の発音を伝える際に解剖学的に伝えやすくなるとか…、それこそこの方面に詳しい人ならいくらでも活用方法が思い浮かぶだろうとは思います。

移動に制約のないセカンドディスプレイだと考えれば、Sanjay Dの動画でも見られるように、MIDIレコーディングしたいときに室内で遠くに置いたキーボードにアクセスしやすくなるとか、あるいは譜面をプロンプターのように表示しながらMIDIレコーディングできるとか、ディスプレイ内をプラグインウィンドウで埋め尽くさずに済むとか。
単純にセカンドディスプレイ、サードディスプレイが不要になるのも重要かもしれません。

ゴーグルであることでゲーム性にとらわれてしまうと、スペース的に収まり切らない情報を表示するためのスペースとしての価値が希薄になってしまう気もするのですが、むしろその収まり切らない情報と、それをしょうがないで割り切らされる機会のほうがふだん多いのだと、気付かされました。