Analog Obsession がPatreonに移行

ミュージシャン兼ハードウェアデザイナーであるTunca Rıdvan Küçük(名前からするとトルコの人かな)によるAnalog Obsession が会社スタイルの事業継続を諦め、Patreonの支援システムに移行しました。

PatreonでフォローすればEQやコンプ、アンプシミュレーター、ディストーションなど現在30種類(まだPatreonに全てはアップロード完了していないらしい)あるプラグインをフリーで使うことができます。

TREQ | Analog Obsession on Patreon
TREQ | Analog Obsession on Patreon(https://www.patreon.com/posts/treq-34323331)
PigPie | Analog Obsession on Patreon
PigPie | Analog Obsession on Patreon(https://www.patreon.com/posts/pigpie-34323217)
SSQ | Analog Obsession on Patreon
SSQ | Analog Obsession on Patreon(https://www.patreon.com/posts/ssq-34323308)

まずはそれを使ってみて「もっと僕らユーザーのニーズを聞いてほしい」とか「開発の労をねぎらいたい」と思ったならば、毎月$5, $10, $15のいずれかのサブスクプランに登録するといい、と解釈するとよさそう。
が、この3種類のプラン内容に現段階では違いがありません。
またそれぞれ$5以上、$10以上…と上限のない支援を受け付ける区分になっていてプランを分ける意味も感じられないのですが、ここらはいずれ違いが設けられることになるかもしれません。わかんないけど。

目標額が$500とあるのは、月にこの金額の支援が受けられるようになればNeveスタイルの8チャンネルのサイドカーミキサー(Sidecar Mixer)の開発に取り掛かりますよという宣言であり、KickstarterやIndiegogoのように、達成できなければ終了って仕組みとは違うよう。

Whereas many of the top crowdfunding sites support limited-run campaigns, Patreon was made for creators and internet personalities with loyal audiences to generate recurring revenue through paid memberships. You can choose to let patrons pay “per month” for special community perks, or pay “per Creation” to incentivize you to create more.

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いわば、モノでなく人が焦点になってるわけですね。

さて以前このメーカーのRare(https://www.patreon.com/posts/rare-34323244)というEQを試してみて、レビューを結局記しませんでした。
Pultecのシミュレーションが既に多々あるため、それらと比べて特筆するような点がなかったから。
今日、他のもざっと試して、あくまで個人の感想としてやはり決め手に欠ける印象を受けたのですが、ディストーション、EQと全体的に耳に痛くないサウンドとして出力される点がユニークだと感じました。
AnalogというよりVintageってほうがイメージ合います。
自分の耳がまだこのメーカー製品とマッチしていないだけで、しばらく使い続けたら次第に欠かせないものになってくる可能性があります。