5 new genres to explore on Splice Sounds

「いま取り入れたい5つの新ジャンル」とでも訳せばいいですかね、 Splice Blogにそんな記事が上がってます。
この手の話題は好きなので、ざっと訳しときます。

我々のサウンドライブラリーの発展を機会に、新ジャンルを開拓してみないか?

世界中の音楽ムーブメントを網羅すべく奮闘中な我々にとって、ニッチな分野に踏み込むのも楽しみの一つだ。今から紹介する5つは諸兄にとって初見かも知れないし既に自らの血肉としているかも知れない。とにかく見てみてみよう。

  1. Baile funk

80年代リオ・デ・ジャネイロの貧民街に発したBaile funkはヒップホップやマイアミベースを取り込み、世界中のダンスフロアに淫靡に浸透していった。

影響元:ブラジル音楽、ギャングスタラップ、ヒップホップ、マイアミベースなど
発祥:リオ・デ・ジャネイロ
時代:1985
BPM:90〜120

  1. Dub

ジャマイカ音楽に端を発するダブは、ボーカルを排してドラムとベースを前面に押し出し、リバーブ、ディレイ、エコーや短いサンプルを加えた音源を用いる点が特徴的。センスが問われ、その後の広範囲のダンス・ミュージックに長い間影響を与えた。

影響元:レゲエ、ソウルなど
影響先:アンビエント、ジャングル、トリップホップ、ドラムンベース、グライム(grime)、ダブステップなど
発祥:ジャマイカ
時代:1965
BPM:60〜90

  1. Experimental

「実験音楽」は地域も世代もクラシカルも電子音楽もまたぐ包括的な概念。相反するスタイルを用いたり独特な要素を盛り込むことで音楽的な境界を押し広げていく。

影響元:クラシック、インド音楽、中南米音楽、アフリカ音楽、アジア音楽など*訳注
影響先:インド電子音楽、アンビエント、インディーダンス(indie dance)、インダストリアル、フューチャーベース(future bass)、ミニマル・テクノ、テクノなど
発祥:ロンドン、ニューヨーク、東京、ベルリン、バリ
BPM:130〜180

  1. UK Garage

1990年代のNYのガラージムーブメントに影響を受けたUK garageはR&B, Pop, jungleの混交体。結果、シンコペーションの利いたリズムパターンやキャッチーなメロディー、加工されたボーカルで脚色されたファンキーな面を見せる。

影響元:ジャングル、ポップス、ブレイクビーツ、R&Bなど
影響先:フューチャーハウス(Future house)、グライムなど
発祥:ロンドン、ブリストル、マンチェスター
時代:1990
BPM:130〜140

  1. Game Audio

ゲームで用いられる作曲法や雰囲気、サウンドデザインにまつわる包括的な概念。効果音や映像音楽に着想し、仮想風景に生を与えるべく独創的な音響効果やセリフで脚色される。

影響元:ポップ、シンセ・ポップ(synth-pop)、IDM、ヒップホップ、シネマティック(cinematic)など
影響先:チップチューンなど
発祥:東京
時代:1980
BPM:125〜160

興味が絶えなければSpliceのジャンルページでいくらでも見つかる。見つけたものが財宝級であることを祈る。

海外を中心に聞いてる人にはそんなに違和感ないと思いますけど、日本で認知されているジャンル名とズレがあるものもありますんで、ジャンル名をカタカナで表記していいか迷うとこありますね。
もちろんダブステのように、海外であっても特定の強烈なアーティストの出現で認知が歪むことはあります。

シネマティック(cinematic)、これ、形容詞じゃなくジャンルのように記されてるのをここ2週間で何度か目にしたんですけど、架空の映画音楽も含まれてるようなんですよね。
良くも悪くも映画音楽がパターン化してきてたり、音響作家がKontakt(NKI)等を通じて自身の成果を配布しやすくなった影響かなと思ってます。

それと、訳注とした「インド音楽、中南米音楽、アフリカ音楽、アジア音楽」は伝統音楽や民族音楽も指しますし、コンテンポラリーな音楽つまりアジア音楽であればアジアンポップスも含まれると思います。

【参考】

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