【採譜】Chuck Loeb – Good To Go [Java Jazz]

YouTubeを漁ってたら Java Jazz Festival 2009 のChuck Loebのライブの Good To Go をサジェストされました。亡くなられてからもうすぐ4年になりますか。
いつからか(たぶん30代はじめくらい?)、あまりスムースジャズ系を聞かなくなったんですが、キーボード・ソロが気になったので採譜してみました。3’50″辺りから。

Chuck Loeb "Good To Go" (3'50"〜) @Java Jazz
Chuck Loeb “Good To Go” (3’50″〜) @Java Jazz

今さら書くことでもないんですが、絶対音感がないもんで、「ん?」って思ったら毎回こうやって確かめないといかんのですよね。絶対音感ある人が羨ましい。

Java Jazzって2005年以降行われているもので、古い映像は公式のものでもあまり音がよくなかったのですが、上の映像の2009年もまだ微妙な音だったのでは…そう思って見てみたら、すごくスッキリしてますね。

さて、おや?と思った箇所は譜面中に青い音符で示したD♭のノート。
採譜を始めて数小節で、自分は単純にこのキーで経過音以外でD♭を使わないなあ…と気づいた、それだけの話でした。
このキーで使うと(自分的には)湿っぽいニュアンスを感じちゃうからというのが理由で、だけど当然スケールや文脈次第ではおいしいし、自分自身、曲のアレンジのときにD♭を差し込んで部分転調なり転調なりしてます。
なので、変な固定観念が自分の中に出来ちゃってたんだと思った次第です。

それにしても、Melvin Lee Davisはイイ。ピアノソロ中にもおいしいランが入ってて(記譜すると邪魔なのでしませんでしたが)、全体のバランスを見て弾いてるなあと思いました。出しゃばる系のミュージシャンも嫌いじゃないのですが、ボトム支えるべき場面はしっかり支えて、ここぞってときにとんでもねえの弾く人がやっぱり自分は好きなようです。