Audio Damage “Eos2”

Audio Damage EOS2 なるリバーブレーターを手に入れた。操作感やいかに。

» AD034 Eos 2 – Audio Damage

EOS2 概要

かなり使いやすい。使いやすいというか、扱いやすい。

すっかりハードウェア専門になったかと思っていたら「まだやってますよ」てな感じで人知れずリリースされたEos2は、初代Eos直系(初代を知らないのだが)のアルゴリズムで、GUIを整え、クロスオーバーコントロールを備え、VST3にも対応、メーカーであるAudio Damage自身「未来まで続く逸品」と豪語している。自信があるのはいいことだ。

見るからにスッキリ。
中央に位置する流体チックなグラフィックは、SizeとDecayのみに連動するようで、これもしかしいい具合にヌルヌル動く。
あちこちのパラメーターをいじりつつキャプチャしたものを貼っておくので、どれがどういう効果をもたらすのか見ていただこう。

サウンド

このデモンストレーションではまずピアノのパートにガッとかけていて、リズムのパートにもルームリバーブっぽくうっすらかけている。
Diffusionを上げると音圧に影響を与えない程度にシルキーになり、下げるとバツバツ言わない程度に粒度が下がる。
面白いのは中央に位置するInf、つまりリバーブをフリーズさせるパラメーターで、やや反応にラグがあるものの、イマジネーションを掻き立てたり、場合によってはオーディエンスを煽るのにも使えそう。

Plateのアルゴリズムということもあって低音の厚みはほとんどないけれど、一定の粒度を持った、透明感のあるリバーブサウンドなので、ボーカルにかけるもよし、Future系やWave系など最近またリバーブがむやみに濃くなってきたジャンルのサウンドに加えるにもよしといった印象。
飽和感を抑えつつも奥行きはしっかりあって、粒度があってヌケのいいリバーブって作り込むのが難しい。
これまで個人的に愛用していたValhalla Shimmerでは、フィードバックをオクターブ上にシフトさせてヌケを力ずくで作るなんてこともできてよかったのだけど、リバーブの立ち上がりの形があまりオイシくないという使いにくさがあった。これを補いうる新しい武器になりそうだ。

懸念

一点、うちの環境では、センド先のモノラルのAuxにインサートして「モノラル→ステレオ」化させようとしたときに誤動作が発生したことだけ付け加えておく。

久々の即買いであった。

操作性 ★★★★★
レスポンス ★★★★★
音質 ★★★★☆