DTM関連情報 1/31

ヤマハ AG08

ライブ配信用ミキサーのAG08がもうじき発売になります。ボイチェン機能、エフェクト、サウンドパッドなど搭載し、Windows, macOS, iOS対応アプリでの詳細設定にも対応。

カラフルなLEDが魅力的。もうちょっとデザインの一貫性というか部品の一貫性があってもいい気がしますが。どうしてもミキサーはごちゃごちゃしやすいので、シュッとさせにくいですね。価格は96,800円。

🆓 Ableton LiveにMIDILearnを作るTouch Me

Touch Me | Elisabeth Homeland | MaxforLive
Touch Me | Elisabeth Homeland | MaxforLive

Isotonik Audioから、Ableton LiveのデバイスにMIDI Learn機能を補うTouch Meがフリーで配布されています。Ableton Live内の各コントロールにMIDI操作をアサインする機能はもともと備わっていますが、あらかじめ仕込んでライブアクトをする必要があるなど充分には便利でない面もあり、それを補うものとされています。

試してみたところ、純正デバイスでは快適。
Lennar DigitalのSylenthなどのようにあらかじめコントロールにMIDI CCがアサインされているものではそちらが優先されてしまうらしく、なんだかんだMIDIコントローラー側の下準備をしておく必要はありそう。
あと極性反転はできないかもしれないので、オルガンのトーンホイールみたいなコントローラーでは混乱してしまうかも。
とりあえず、フリーなのでお使いの環境でうまいこと働くか試してみるといいと思います。

Googleの作曲AI、MusicLM

Googleの作曲AIが昨日の未明から話題になっていて、かなりの実用性と制御性に期待が高まりつつも、「さまざまリスクを考慮し、MusicLMを一般向けに公開する計画はない」と伝えられています。
Attack Magazineは、彼らが二の足を踏んでいる理由は倫理的なもののほかに著作権に関わるものと推察しています。そりゃそうだろうではありますが、実験によればおよそ1%が学習元からの直接的流用であるそうで、そりゃたしかに危なっかしいな、と。

ただ考えてみりゃ人間の場合、1%じゃ済まない量で直接的流用が起きてそう。
作曲AIと並行で、流用/剽窃を検知してくれる技術が育っててくれたらよさそうだなあと。
とはいえ剽窃かパロディかオマージュか、方法論の踏襲/流行か、これらはAIといえど判断しきれない気もします。

将来的な著作権侵害を気にせず無制限に学習元を選択できたほうが技術の進歩は速いのだろうなあと素人には思えるのですが、かといってどうにか築いてきた倫理的な規範がこれらの技術成果によって有耶無耶にされる(その時点の話ではなくその時点以降への影響の話)のも好ましいことではない。

私見ですが、現状、音楽分野のAIは「できかけのものを良く形成する」方面に使われていて、すごく順当な気がしています。

真冬のDJ

大雪になったり猛烈な寒気が到来したり、話題の尽きない今冬ですが、DJ TechToolsで真冬のDJingについて記事がまとめられてます。

Tips for DJing in Extreme Cold: DJTT readers share their advice - DJ TechTools
Tips for DJing in Extreme Cold: DJTT readers share their advice – DJ TechTools

インイヤーモニターにすればウシャンカ帽を使えるぞ、とか。ネタではなく、むしろシリアスな内容です。DJも指先の仕事なので、凍傷で大事に至ればその後の活動は諦めなきゃいかんですよね。

さすがにヤクーツクじゃ無理そうね。

夏がやたら暑かったり、冬がやたら寒かったり、ニュースに事欠かない昨今、ナレッジはしっかり共有されるべきかと思います。


洗い替え

DTMとまるで関係ない話題ですが。
昨夏にクレカ不正利用に遭い、カード会社と電話越しに「これ、覚えあります?」てふうに明細と記憶と照合しつつ、妙な取引を全部ハジき、かつカードを作り直したのですが、登録もしてない動画サービスのサブスク料金が支払われ続けてました。ついにボケてしまったか?など色々脳内をめぐる。

水道などライフラインに関わるサービスはカードを作り変えても自動的に更新されるのですが(「洗い替え」というらしい)、動画サービスを含む一部のサービスも同様に便利さを謳って洗い替えを導入しているらしく、ふだん有料動画サービスを使ってないもんで知らず支払い続けてました。
折り悪く昨秋〜冬にかけては地味に仕事の同時進行が続いてたりで気付くのが遅れてしまいました。

カード会社じゃこの不正利用に対処できず、動画サービスの会社と直接やり取りしないといけない。どこに連絡していいかわからないサービスも多いので、こういうとき困るよねと。
あと明細は、可能であればそれが揮発的な支払いなのか継続的な支払いなのかわかるようになってると、こういう場合はありがたい。登録した本人じゃないからメール控えなんぞないし、マイアカウントにログインすらできず、登録状況が確認できない。