Sonokinetic “Colours – String Septet”


今週半ばくらいでしたか、SONICWIREでSonokinetic製品の取り扱いが開始されてます。一挙49製品くらいですかね。ブログ記事によれば10年ぶりに取り扱いを開始されたとのことで。
劇伴制作に最適!独自のフレーズベース音源で知られる「Sonokinetic」社製品を取扱い開始!
フレーズベースライブラリという特殊な分野で製品を続けているようで、打ち込みでフレーズを作るのでなく、収録済みの一連のフレーズを調に合わせて転調(ピッチシフトではない)しリアルタイムに鳴らす方式を取っています。
ゆえに響きは自然だし、空気的な統一感がかなりのものです。
演奏内容が固まったならば、MIDIファイルとしてDAW上にドラッグして使用できるため、より自由な編集を行える仕組み(ただし記譜と完全に合致するとは限らない)。

今日のこの日記で取り上げたのは手持ちのNFR群の中で目についたColours – String Septet。数あるSonokinetci製品の中でも枠を逸脱気味な存在で、単体ではだいぶ現代音楽的な演奏内容となっています。
ほかの同社製品と組み合わせたり、既に作成済みの楽曲に特殊効果として加えたりが、最大限シンプルな手順で行えるように組み立てられています。
もちろん一般的な演奏内容であるLargoとか、映画音楽テイストのFantasyとか、さまざまな切り口で各製品がまとめられているため、お財布(楽曲制作費)と相談の上で導入の可否を考慮されるとよいかなと。
ネガティブな情報も率直に書き添えておくと、ものによってはだいぶサイズがデカいです。それもそのはずで、先ほど記したようにピッチシフトを使ったりするのでなく直に各調でフレーズを収録しているからですね。
そしてそれゆえに収録の手間もかかっており、その分、ものによっては価格が値が張ります。
で、これらのライブラリーのプログラム部分も作り込みが深く、複雑なものになるとCPU負荷がなかなかになります(目安としてはサイズの極端にデカいものに注意したほうがよさそう)。キューが遅いってよりも鳴動中にCPUメーターが大きく振れるって感じなので、頻繁にトラックフリーズを使ったりする人はほとんど気にしなくていいかも。
あとはピッチのずれが気になるものも中にはあったりなど。
なるべくならKontaktは8以降にしておき、必要に応じてBatch Resaveしとくと心理的負担も減るだろうと思いますね。
製品のダウンロードですが、Native Accessで済むものもあれば、Sonokinetic Managerでのダウンロードが必要なものもあります。
Sonokinetic Managerでダウンロードする場合、何をしてよいやらって感じの見づらさがありますが、とりあえずライブラリー名の左にあるCloudボタンをクリックして、なんか聞かれたら全部ダウンロードする選択肢を選べば問題ないかと。

対応する調についても念のため記しておくと、複雑な調性への対応はやはり厳しい。基本的にはメジャーかマイナーかで、製品次第でハーフディミニッシュ、ディミニッシュ、オーギュメントに対応してるくらい。
SONICWIREでは購入しないとマニュアルが読めませんが、Sonokinetic社のWebサイトだと英語版ではあるものの全製品(たぶん)のマニュアルが購入前に閲覧でき、全マニュアル(たぶん)に対応する調が記されているので、どうしても気になる方は購入前に確認したほうがいいかもしれません。
いずれ、また別製品についてもレビューしようと思いますんで、もしも「これ、どうだった?」ってのがあればお声がけください。