sonible “pure:level”

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sonible “pure:level”

pure:level - sonible - Dynamic leveling, spot on
pure:level – sonible – Dynamic leveling, spot on

昨日か一昨日ですかね、sonibleから新製品のpure:levelがリリースされています。

pure:levelの詳細情報ページ
sonible社製 プラグイン・エフェクト 「pure:level」の製品詳細情報ページです。

sonibleの製品ラインって若干わかりづらいのですが、Geminiにざっとまとめさせると次のような感じ。

1. smart: シリーズ(フラッグシップ・多機能)

コンセプト:AIアシスト × 詳細なエディット

プロフェッショナルなエンジニアが、作業のスピードアップを図りつつも、最終的な微調整を自分で行うためのツールです。

  • 特徴: AIがソースを解析して「推奨設定」を提示しますが、その後のパラメーター(Q幅、アタック・リリース、リバーブの減衰特性など)を非常に細かくカスタマイズできます。
  • 代表製品: smart:EQ 4smart:comp 2smart:limit など
  • 向いている人: AIに下地を作ってもらい、そこから自分の耳でシビアに追い込みたい方。

2. pure: シリーズ(シンプル・直感的)

コンセプト:スピード × クリエイター向け

複雑なパラメーターを排除し、数個のノブだけで高品質な結果を得ることを目的としたシリーズです。smart:シリーズのアルゴリズムを継承しつつ、操作系を極限までシンプルにしています。

  • 特徴: 「Learn」ボタンを押して解析させた後は、エフェクトの強さやキャラクターを1〜2個のメインノブで調整するだけです。技術的な知識よりも感覚的な操作を優先しています。
  • 代表製品: pure:comppure:EQpure:verbpure:unmask など
  • 向いている人: ミキシングに時間をかけすぎたくない作曲家や、素早くハイクオリティな音にまとめたい動画クリエイター。

3. true: シリーズ(分析・モニタリング)

コンセプト:客観的な指標 × ミスを防ぐ視覚化

音を加工するのではなく、現在の音が「基準に対してどうなのか」を正しく把握するためのメーター・分析ツールです。

  • 特徴: 特定のジャンルのリファレンス(目標値)と自分のミックスを比較し、帯域バランスやラウドネス、モノ互換性に問題がないかを数値とグラフで示します。
  • 代表製品: true:balancetrue:level
  • 向いている人: 自分の環境での聞こえ方に自信が持てない時や、配信・出版プラットフォームの基準に適合しているか確認したい時。

あくまで「今のところ」かと思いますが、私の印象ともおおむね合致します。もちろん、これ以外にも特殊なコンセプトの製品があるのを見落としちゃいけませんけども。
多くのpure版がsmartの簡易版に当たるのに対し、この新製品においてはsmart:levelを持ちません。代わりにtrueのラインにtrue:levelってのがあるため、一見、その簡易版かと思わされてしまうのですが、この新製品は固有の機能を持った独立した存在であり、ただでさえわかりにくいsonible製品ラインの全貌をよけい把握しにくくしているように思えます。よろしくない。

ここんとこsonible製品のNFRをいただけてない(申請していないせいもある)ので、ざっと操作してみてですが、率直に言って「この値段なら買い」。ちょっとだけ値の張るlearnバンドルに手を出しちゃった人はあと少しだけ欲張って補強目的で追加するといいかなと。もちろんpureシリーズを愛用していて追加するんでも、smartシリーズを補強するんでも全くかまいませんが。

ボーカル用のレベルライディングツールも最近あちこちで手に入るようになり有り難いところ。
pure:levelに関してはボーカルに限らず、アコギだろうとシンセだろうと使えるとこがおトクじゃないですかね。

なんせ、ショートターム/ロングタームでのレベルライディングが同時に行えるわけですし、見やすさ的にどうかとは思うけどグループでまとめてレベルライディングできる点も見逃せないので。
とはいってもです。ものの数分、トライアル版でざっと動作を試しただけなので、意外と苦手な素材やジャンルがあるかもしれません。