Sonokinetic “Fantasy”

しばらく空いてしまいましたが、Sonokineticの製品シリーズよりFantasyのレビュー。
以前記した通り、フレーズライブラリーというやつで、鳴らしたキー(調)とテンポに合わせて録音済みのフレーズが鳴らされる仕組み。
したがってフレーズの自由度はそこまで高くないけれどもリアリティは半端ない。もちろん、「テンポに合わせて」と書いたとおり録音済みのフレーズが極端にDAWのテンポと違っちゃうと流石にアーティファクトが発生します。
機能、操作性

フレーズはただ再生されるだけでなく、再生中の転調/移調にも瞬時に対応するので、意外に破綻の可能性が低い。収録されたパターンも比較的多い方ではないかなと。
Sonokinetic製品はオーケストラフレーズが大半を占めていますが、製品によって収録される楽器群が異なります。しかしながら基本的には必要十分な編成で内容が構成されているため、不足を感じることはほとんどないでしょう。仮に不足を感じることがあっても、ほかの同社製品や、他社製品であっても混じえて鳴らすことは別段難しくありません。
上の動画に使われたフレーズは当然パートごとにすべて収録されています。
フレーズのライブラリやサンプルは制作中の楽曲の拍子とサンプルとが異なった場合に手間取ってしまいがちですが、マニュアルで指示されたとおりに打ち込んだり演奏したりすれば、問題なく同期されますし、途中からの再生ってのもある程度は可能。
操作方法に関しては、同社製品のものであれば小さな差異こそあれほぼ同一なので、戸惑うことも少ないだろうと予測します。あまり古いものだと重要な機能が未搭載ってこともありえます。
といった辺りを踏まえると、処理負荷にだけ注意しつつ、また非対応の和音にも注意しつつ使うってのが順当な用法になるのだろうと思います。
また高品質な代物でありますが、まあまあなお値段であり、フレーズのパッケージが追加などが継続的に行われないならば、わりと早々にネタを使い切ってしまうのでは、というおそれもあります。
まずはデモ音源を聞いて、自分に欲しいものあるいはそれに近似したものがあるかどうかを確認するのがいいでしょう。
