Samplab “Resynthesizer”

Samplabから、取り込んだサンプルを内部で加工可能なResynthesizerがリリースされています。
キースプリットやベロシティスプリットなどを抜きにした、仕組み的にはAbleton LiveのSimplerのようなもの。
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- Windows, macOS対応
- VST3, AU
- Resynthesizer永続ライセンス 定価 $129.99、イントロ価格 $77.99
- Samplab Completeサブスク
- $14.99/月
- $9.99/月(年契約の場合の月割)
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機能
デモ版をチェックしている時間がないため、ある程度推測になりますが、面白いのは、ディスプレイに見えているカーブがスペクトルではなく時間経過だという点。確かに、サンプラーってことになるとスペクトルよりは時間経過のほうが今の時代重要視されるべきかもしれない。
取り込んだサンプル単体に対して行える加工ってのは限度があって、残念ながらこのソフトもそこまで果敢なチャレンジを行っているわけではありません。もちろんだから価値がないってわけでもなく、ユーザーの力量に関わってくる面が大きい。
行われている加工処理のイメージとしては、LogicのAlchemy内のAdditiveやSpectralのイメージに近い。



むろんこれも言うまでもなく、まあまあ替えが効くって話であって、似たようなのがすでにあるから要らないって判断するのも、それぞれに細やかでも機能の差異があるならあえて導入してみるって判断するのもご自由にどうぞなのです(時折これ書かないと原理主義者と見なされかねないんで一応書いた次第)。
で、Alchemyもそうなのだけど、サウンドクオリティとしてはカサつき不可避な印象。
階調⇔ビット深度の対応関係が要因なのかなあ、などと思ってたりします。
カサつきはノイズの一種なのでローパスやハイパスでどうにかできるものでもない。時間軸にblurをかければ多少軽減されるかなとは思いますが、そうすると今度はキレが悪くなります。この辺り、昨日のIlluGenがどうか定かではないけども、AIで形成される音声でも似たような傾向があるので、今後これらの手法を活用した制作を行うならそれが気にならない生成/加工方針を培うなり、解像度を上げる自分なりのメソッドを確立するなりする必要があるかもなと個人的には思っています。
紹介動画の最後のほうではエフェクトを活用した魅力的なフレーズ作成のデモンストレーションが行われているので、今後の参考にされるとよいかなと思います。