Autotune っぽいと評される声があるみたい

ピッチ補正ツールいろいろ(Antares Autotune 7)

ピッチ補正ツールいろいろ(Antares Autotune 7)

ピッチ補正ツールいろいろ(iZotope Nectar)

ピッチ補正ツールいろいろ(iZotope Nectar)

ピッチ補正ツールいろいろ(Logic Pro X純正 flex pitch)

ピッチ補正ツールいろいろ(Logic Pro X純正 flex pitch)

ピッチ補正ツールいろいろ(Celemony Melodyne)

ピッチ補正ツールいろいろ(Celemony Melodyne)

ピッチ補正ツールいろいろ(Celemony Melodyne studio)

ピッチ補正ツールいろいろ(Celemony Melodyne studio)

ニコ動に’歌ってみた’をアップしている歌い手さんの歌を聞いて、たぶん直してないんだろうけど直したような声質だなと思ったわけです。ロングトーンの吐息がえらく安定していたんすね。ビブラートがえらく安定している人も直したような声に聞こえるかもしれません。

‘歌ってみ’る方にとって、直したように聞こえる声質ってハンデっぽいな、と。ふと思ってそんなことをふと呟いたら、お知り合いの歌い手さん何名かから「Autotuneっぽい声って言われる」ってレスが。調子がいい時こそそう言われやすいというのが印象的でした。

それだけAutotune声の認知が浸透していたり、それだけリアルに接近してきてるとも言えたり、あるいはある程度以上上手くてある程度未満に上手くない閾値においてはAutotuneと認識されやすい傾向がありそうです。
つまりある閾値を超えるとAutotuneかどうかがどうでもよくなる可能性があるなと。それは歌のレベルだったり、曲の完成度の高さだったり、歌と曲とのマッチ度だったりするのかもしれません。そしてたぶんこの’どうでもよくなる領域’はコンプレックスor伸びしろと直接関係ないんじゃないかとも思いました。
そう考えたら’安心して’その高みを目指せるかもしれないなあ。 あと、Autotuneとかこうしたボーカルエディットを武器として当人が認知できれば(好き嫌いじゃなく、使う時は躊躇なく使う。ただし、使うなら徹底的に使うみたいな)、相対的に見当違いなツッコミが目に入らなくなるような気もします。


180613補記

ピッチ補正ツールはどれがいいか

ついでなので、上に挙げたピッチ補正ツールなどについて自分の好みを書きます。
結論言っちゃうとMelodyne一択です
一時はDAWからブリッジ経由でMelodyneのアプリケーションを立ち上げて編集する仕組みでした。このときメリットとしては編集時のショートカットが使用可能、デメリットは落ちやすかったり編集後に書き出すとタイミングがズレるなど結構致命的なものでした。
しかし現在はプラグイン動作する上、他の一般的なインストゥルメントプラグインのように「プラグイン画面が最前面にあるときにDAWの再生コマンドがきかない」といった訳のわからない事態が起こらず、非常に快適に使用できます。
サウンドクオリティもダントツです。限度こそありますけれども。
ちなみに万が一、音をただタイムストレッチかけたいだけというのであれば、そのためにMelodyneの導入を検討するよりも、PaulXStretchというフリーウェアで行うのがいいです。わかりにくさはありますが、これはこれで最高品質のグラニュラーシンセシスというかフェーズボコーダーです。

現在のMelodyneについてのネガティブ情報もしいて挙げれば3点。
一定以上のピッチモジュレーションの補正は、以前よりも若干音飛びしやすくなっています。
それから、トラックをミュートしてもプラグインが活きているので、カラオケデータをバウンスしたいときにはプラグイン自体をバイパスする必要があったはず。これが少し面倒くさい。
もう一点、音程やタイミングをすぐに音符感覚でつかめない人にとっては時間の掛かる修正作業になるので、これがあまりに苦手だって場合はAutotuneである程度自動的に行なったほうがいいと思います。

他のピッチ補正ツールのネガティブ情報も書いておきましょう。
LogicのFlexはUIがやや使いにくいのと、ピッチ検出の網から漏れた音が音飛びを招く点、複数のノートを選びにくい点が難で、あくまで簡易的に使う以外ではあまり力にならないと思います。
Autotuneは以前よりかなり使いやすくなってますが、ビブラートの扱いが少し面倒です。
Nectarのピッチ補正はかなり強烈に効きますが、検出が細かすぎて調整がしんどいです。またNectar 2はうちでは導入時にピッチ補正機能画面が表示されなかったのと、妙に重くなったので以降使ってません。
Wavetuneは以前何度か使いましたが、たしかマウスホイールが利かず(違ったらすいません)右手が非常に疲れたのと、キャッシュのリミットが低かった印象があって、煩わしくなってので使用停止しました。

機能比較する上で1つ大きなポイントになることがあります。
それはピッチ情報だけを修正するのか、それともオーディオデータ自体に手を入れるのか。
前者の場合(まだ実例を見たことはありませんが)1コーラス目のピッチ補正情報をそのまま2コーラス目に反映させられます。あるいはテイク違いのオーディオデータに差し替えてもピッチ補正情報が残るのでピッチ補正をやり直す必要がない。ただし、オーディオデータ内でタイミングが変わってしまったものに関してはおかしな響きになる可能性があります。iZotope Nectarがこのパターン。
後者の場合、1コーラス2コーラスおよびテイク違いそれぞれピッチ補正を行う必要があるので作業量が膨大になります。その代わり、非常に良質の結果を得ることができます。Melodyneがこのパターン。

自分に合ったものを選ぶのがストレス少なくていいと思います。