XOのユーザーサンプル移動と管理方法変更

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XOのユーザーサンプル移動と管理方法変更

とある仕事に関係するLogicの若干古いプロジェクトファイルを開いたら、プロジェクトで使用していたサンプルプレイヤーXO内に読み込んでいたドラムサンプルが幾つかnot foundになっちゃってました。
余談ですが、うちでは電子系楽曲のドラムパートには近年XOかKorg GadgetのLondonのどちらかしか使ってません。もう少しこだわるなら別の選択肢があるのだけど、手っ取り早さを求める場面が近年増えたため、こうなりました。XOには、ロード中のサンプルによく似た音をライブラリー内で絞り込むという機能があり、ジャンルの守備範囲が若干広めな私にとってこの機能は、サンプル探しを行う際に非常に有り難いのですよ。

not foundの原因…いつだったかTimeMachineを導入する際にドライブの中身を大移動させた、そのせいか…と。諦めがつくケースも多いのだけど、そうもいかないケースもそれなりにあります。

残念ながらXOは、多くのDAWやKontaktなどのような、不明なサンプルを検索し再割当てする仕組みを搭載していません。こういう場合、非常に困りますね。
たびたび書いているように、Logicは、プロジェクトファイル保存に際して「整理」コマンドを使うと、プロジェクト内のBounces以外のフォルダに入った不要なオーディオファイルを削除してしまうので、XOで使うファイルをプロジェクト内に保存しておくっていう、本来なら理想的な方法には向きません。
そもそもXOはドラッグ&ドロップなどで直接ファイルをロードする仕組みも持っていません。ユーザーサンプルを含むフォルダを登録する仕組みも便利ではあるのだけど、変則的な音のサンプルを読み込みたい場合もちょくちょくあるので、暫定方法であるドラッグ&ドロップにある程度対応してくれたほうが有り難いですね。
次にもしアップデートする予定があれば、その辺りを改善してもらいたいもんですが。

いったん、ここで要点

  • XOには、見つからないファイルを追跡する機能はない
    • ファイルを直接ロードする機能もない
    • ローカルフォルダのパスが省略表示されてしまう
  • サンプルパック内のフォルダ構造が提供元ごとにマチマチである(後述)

ゆえにXOではユーザーフォルダの「実体」を、Finder上でどうにかする必要があります。

巷の人は楽曲で使うドラムパート用のファイルの管理をどうしてるのか、Geminiに尋ねると(ホントかどうかは知らんけど)、SononymやMutant等の整理ソフトを介してどうにかするか、やっぱり面倒でもフォルダ実体を移動/複製してどうにかしているのだそうで。再DLする必要が生じたとき、さらに面倒ですよね。

Sononym – Searchable Sound
Sononym is using machine learning to automatically organize your sounds and explore how they are related to one another. Available for Windows, MacOS and Linux.
MUTANT – サウンド素材集の一元管理フリーソフト | SONICWIRE
サウンド素材の効率的な一元管理のためのソフトウェア『MUTANT』(ミュータント)のダウンロードページです。MUTANTは、HDDに点在して管理されている膨大なサウンド素材を簡単かつ素早く、効率的に一元管理するために生み出されたソフトウェアです。0秒間隔の連続再生、ループ再生、波形表示などの各種機能により、目的のサウンドへの素早いアクセス・試聴を実現。サウンドの整理・分類・検索がカンタンに行えます。

機能が便利であっても、参照ファイルの管理に不便さがあるなら、そりゃサンプルをDAWにペタペタ貼っていくというプリミティブな方法に最終的に落ち着きますわな。

もう少し管理しやすくできないか考えた上で

大量のサンプルを所有していると、該当フォルダをいちいち探して登録していくのが大変。まして今回のような事態に陥ると復旧にやたら手間もかかるし、そもそもXOのサンプル追加画面ではディレクトリのパスが省略表示されず、ファイル名のコピーもできないので、人力で追跡しきれないケースがあります。

それならいっそ丸ごと登録し直そう…というのが今日の記事のテーマ。面倒であっても、今後ラクにするために。

さて、サンプル販売サイトでDLしたサンプルパックは提供元ごとに構成が違います。つまり、ワンショットサンプルだけ欲しいのにフォルダ構造がそうであるせいで、フレーズループ素材も登録されてしまう。これは利用上芳しくありません。

結局どうしたかというと、いったんの最適解として、個々のサンプルパック内でドラムのワンショットサンプルが収納されたフォルダのシンボリックリンク〔エイリアスだとNG;⚠️ソフトによってはシンボリックリンクでもだめな場合がありますを作成し、それを単一のフォルダにまとめると。
一個ずつシンボリックリンクを作って移動して…とやってると日が暮れてしまうので、ターミナルでこうします。

ln -s (対象のフォルダのパス) (シンボリックリンクを作成する先のパス)

ターミナルに慣れてる人には釈迦に説法ですが、ターミナルにフォルダをドラッグすればパスは勝手に入力されます(option-右クリックでパスをコピーしてもいいけど)。対象フォルダは、複数あってもOK。

シンボリックリンクであれ、同名のファイル/フォルダを同一のフォルダ内におけないので、うちではname mangler3を使って一つ上のフォルダの名称をprependさせる形でリネームしました(これはこれで別のプロジェクトで不整合が起きる可能性もあるのだけど、この際よしとします)。たぶんこれもターミナル使ってできるんでしょうけど、自分はname manglerのほうがラクなのでそうしました。

こんな感じ
こんな感じ

見た目の雑然さはあるものの、not foundをFinder上でどうにかできるようになったのでよしとします。おおもとのフォルダのみXOに登録して終わり。

ひとまずこれで妥協

ってふうに、シンボリックリンクを適宜作成してまとめられるユーティリティがあったらいいのにね?とGeminiに再び投げたら「そうですね」と言ってくれました。まあ、AIは提案をむげに否定しないので参考にならんのですけどもね。

なお、これでよしとしたのは、XOがその起動時にデータフォルダをチェックして変更があればDBの更新を行うって仕様であるため。
積極的な作曲を自分はもうしていないので、滅多にサンプルパックの追加を行うことがありません。随時追加する環境の場合は効率上もう少し策を練る必要があるのかも。
プラグイン動作時はXO自体を再起動ってのができない(キットが初期化されてしまうので)のでプロジェクトファイルごと開き直す必要がある点は厄介。

ひとまず

XOは、ユーザーサンプルが移動されたときに追跡する機能を搭載してほしい。最低限、それさえあればユーザー側でこんなに面倒なことをしなくて済みます。

ただ、それ以前に、サンプルパックの提供元ごとにフォルダ階層がバラバラなのを何とかしてほしい気もします。Mutant辺りがそういう機能を搭載してくれんですかね。
とはいえ、フォルダ階層にこうした傾向が見て取れるのは、この構造が使いやすいと宣うのが多数派だからなのでしょう。