オンラインでメリットを提供しきれてない

いまだに全音楽の85%がCDで購入される、不思議な日本|WIRED.jp

記事中の言及は、CD-Loving Japan Resists Move to Online Music – NYTimes.com
で、翻訳前記事がJapan stuck in some kind of time warp, still loves music CDs | Ars Technica

原文との差異はさほど感じ取られませんでしたが、WIRED.jpに対してのコメントで触れられてる握手券についてはNYTの冒頭で指摘され済みなんですよね。

統計や各国の状況つぶさに引いて言及すべきとこですが、いま現在の自分の印象を自分に問うてみるとオンラインの魅力って”すぐ手に入る”以外にあんまり感じてないなあと。iTunesストアで見るほうが高かったりとか、品物自体がなかったりとか、状態が悪いものを安く買えないとか、聞かせたいから貸してあげるなんてことができないとか、飽きたから人にあげるなんてことができないとか、売り払う(売買や譲渡は本来望ましくないんだろうけど)ことができないとか、あとアーティスト名が紛らわしくて検索ヒットしないとか、ライブ聞いていいなと思ったバンドを帰宅後にオンラインで買おうと思ってたのになんか冷静になっちゃって結局買わないとか、そうした移行に伴う”難儀”をどうにかできる魅力がまだオンラインに備わっていないのかもしれないなあと。

作り手側がオンラインならではっていう発想を欠いている可能性もあります。
「不思議な日本」で音楽(芸能含める?)に求められる便利以外のものが欧米のそれと違って、サブスクリプションサービスなんかが性に合わなかったってこともあり得るなあと思ったのだけど、それ言ったら、CD離れしない的な指摘を今さら受ける以前から同じこと言えたはずだし、さらにそれなら欧米日本の別は関係なしに”オンラインのそれは自分の求めているそれと違う”って人はどこにでもいるような気もしますしね。
とりあえず、自分の身の回りで言えば、大きな流通に乗せないまでもCD-Rは自分で焼けるし盤面印刷もジャケ印刷も用紙が売られてるし、自分で焼かないまでも手頃な価格を売りにしたCDプレス会社もたくさん見つかるしで、名刺代わりでCD作って渡すのも別にふつうだよって人はまだまだ多いです。