RAWデータ

肝腎の答えが記されてないなんて指摘もありましたが、翻訳記事なので結論は冒頭にあると考えるべき。

結論だけ言うと、答えは「いいえ」です。でも、私にとってはその理由を理解してもらうことが重要です。この記事では、レタッチ後の完成写真とレタッチ前の写真を比較してお見せします。高度な心理的テクニックを利用して(笑)、レタッチ前の写真を受け取ることに、どれだけ意味がないかをお伝えしましょう。

「いいえ」で「意味がない」とはっきり書かれてます。

RAWデータを単に素材と言うと誤解を与えそうなので、無圧縮の生データと言っちゃったほうがいいかも。商品、作品に仕立てるにあたり、生データは精密であったほうが加工編集時の劣化を防げてよい。
お化粧で繕うにしてもモデルは状態が整ってたほうがよいみたいな話(違うけど)で、「RAWデータ下さい」ってのはモデルさんにスッピンでお願いしますというのにわりと近い。そりゃ「え、何の必要があって?」となります。
加工編集の点でいえば、品質を高めることを目的とした加工編集が不要とは思えない。民家の2階を撤去する昔の映画撮影エピソードみたいな手法は今どき合理的でもないし。

RAWデータを渡すのに躊躇がないのは、そこそこ厳密な意味での同業者相手に限られます。
僕のような音楽制作の仕事であれば、同じように音楽制作をする相手以外、たとえば鑑賞がメインですって人に渡すようなことはしませんね。今のところ意味を感じないから。
「今のところ」としたのは、RAWデータすら容易に共有できる時代がいずれ来たなら、意味が生ずることになるから。