雑記帳 220619

雑記
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伝達が不充分とは

自分自身も伝達が上手いとは思ってません。こういう記事も、書き終えてしばらく経って読むと話が飛んでると気づくことが多い。

文章が長すぎ/短すぎると、わかりづらかったり、誤解が生じやすい(曲解は除く)。今どきはスマホで見て3行を超えると長く見えます。また「あくまで個人的には」「自戒を込めて」「自分のことを棚に上げますが」のエクスキューズを書くと長くなります。
正確に伝えようとすれば長くなる、的確な言葉を選ぶと小難しくなる。考え出すとキリがないのですが、記事の内容次第ではいっそ小難しく見えて嫌だって人を切り捨てたほうがいい場合もある、と今は割り切ってます。文章に限らず、過不足なくってのは、受け手との感覚差があって難しい。

言語化して残す

言語化、文章化って大事な技術だと思ってはいるものの、判断保留がしにくいというか、それによって節目が勝手にできちゃう面があります。そして良くも悪くも考え方が沈着してしまう。
いま結論を出すのが性急だって場面はあって、しかし既に頭の中が満タンで保留場所がないときに、どんな形で抽象的なまま出力しとこうかというのが最近の悩みのタネ。
抽象的なものをなるべく抽象的なまま正確に書き留めておくっていう(矛盾してるけど)方法はないもんか。

目指さなくてもいいや

ここ数年、「実現することにも価値はあるけど、たとえ実現しなくても、目指す過程で得られたものにも価値を認めたほうがいい」って考えをベースに過ごしてきたのですが、少し考え方のベクトルを修正してみようかなとふと思いました。まるっきり覆すわけではなく。

こう思い立ったのは、目指すことは案外クリエイティブじゃないかも、と思ったから。
もちろん、目指す過程、たとえばこういうものを作りたいと思ったときの「模範」に向けて進む中で得られるものは多々あって、それらの要素の組み換えを行うことで、「模範」と違って別の価値のあるものを創り出すことはできるんですが、それでも結果は想定内に収まっちゃうんですよね。これを称して「小さくまとまる」とよく言われます。「真似る」とも「守りに入る」とも少し違う。
なので、もっと何が出来上がるかもわからず取り組んでいいんじゃないか、と思い始めています。ワナビー的に評価を求めて作るんであればそうもいきませんが、自分の場合、もともと人に聞かせることを目的として音楽を始めたわけじゃないですし、そんなら、ちゃんとしたもの作らんでもいいじゃないか、と。

Valhalla DSP の古いプラグイン

アンビエントものを作る時など重宝していたValhalla Shimmerがおそらく何らかの特定条件下で動作しなくなって、原因を調べているうちに、ずいぶん長いことプラグイン自体を更新していないことに気づきました。見れば、Keyfileが既に10年近く前のもので、中のデータを見たら登録時に使用したメールアドレスがドメイン名の時点で間違えてました。たぶん当時Web上で操作できて、一方で確認メールだけは届いてなかったんでしょう。
慌ててサポートに連絡をして即日メールアドレス含め修正してもらえました。
いま何かのソフトを購入しようってときに、ユーザー登録して確認メールが届いてそれから入手手順に進むのが、標準的な段取りであるわけがわかった気がします。

人の話をちゃんと聞けない人(移管)

リンク先記事では読解力(リテラシーと総称されたりする)ベースで述べられ、配置転換が提案されています。意識やテクニックで解決が困難なケースもあるとは思いますが、過去現在を振り返るに、中にはせっかち過ぎ、または追い詰められすぎていて話を聞けない人が結構いるようにも思います。一言でいえば上の空というやつ。
TVで見かける有名な料理研究家の方のように、「聞くこと」の優先度が著しく低いように感じられることも。でもそれはその人を形成する要素の一つであって、そこを引っくるめて「その人」が成り立ちます(個性よりももっと無色な「要素」と自分は考えてる)。それでも、その要素によって社会生活がままならないようであれば、配置転換が必要な場合もあるだろうと思います。その人を好きかどうかとはまた別の話。

それはさておき、そうしたせっかちな人、もしくは自分が特に望んでいないことに時間が取られることを良しとできない局面にある人は、(自分がそんな局面にあると想像してみると)内容から結論まで想定して場に臨んでしまったりして、そして想定と異なる場合、思考がストップしたりすべて聞き流したりしそう。
イメージ的には休日にゴルフクラブ磨きながら空返事する相方に近い。今そういう光景があるのか知らんけど。
対話相手が脳内の架空人物なので、リアルで意見や質問を求められても想定外になりやすいのかもな、って思います。定量的なデータはありません。所感です。

お仕事ログ

(1)

オリジナル曲ありの再アレンジ。ベタ路線で構築。
スローだったのでミドルくらいまで上げ、ギターのストロークとシンセのシーケンスを中心に構築。
このジャンルを作るときはマイナー調にしないポリシーにしているので、随所置き換え。サビはいわゆるJust The Two Of Usのコードっぽくしている。
ラスサビもベタにハーフディミニッシュにリハモして展開。
ルームサイズのストリングスの響きが欲しかったが、なかなかいいのがなく、いろいろ混ぜた。

(2)

同様マイナー調を避けるべく大規模に置き換え。白玉も禁止してリフを決めたら、少しラテン風味に。

時間の余裕がなかったので、キースプリットしてフォルダスタック内に打ち込んだ。いつしかReason Studio Pluginがオートメーション非対応になっていたようで、展開ごとにトラックを分離した。
サビは、ふだん自分の曲ではほとんど使わないI-vi-ii-Vの循環進行に。ラスサビはこちらもベタにハーフディミニッシュを交えた。

ミックスに充分な時間を避けない場合の手法として、The God ParticleとSootheを重宝するようになりました。メロの通り道を空けるのにSootheを使ってはいたけどOzoneと同時に使うとべらぼうに重くなるので、軽いのにしっかりバランスが取れるThe God Particleを導入したのは正解でした。

(3)

バグやエラーが多発したけどどうにか作った。Trap成分強め。
満足はしていないけど、やってやれないこともなさそうくらいには慣れた。用途がそれなりの束縛要素になっていたため、サイドチェーン等トラック間の干渉をあまり使えず、腕組みする場面が多かった。
また使用許諾契約に反することなく雰囲気に合ったサンプルのチョイスにかなり時間がかかった(正味3日くらい?)。もう少し効率化するために導入しなきゃいけないものがありそう。

(4)

こちらはソウル気味でポップで4つ打ち。だいぶ前に4人組のボーカルグループ用にスケッチとして作ったものだが、その後使い道なさそうなんで放流することに。
ダミー歌詞を歌わせて曲の雰囲気を固めていったが、最終段階でこの音声をこの用途で使ってよいか疑わしくなったため、どことなく声っぽく聞こえるシンセ音色を作って差し替えた。

(5)

EDM的な展開にしたかったので、作業しやすいAbleton Liveでつくった。Talkboxっぽいシンセ音の作り方を思いついたので試してみた。

とにかくベタにベタにだけど、少し重心が低すぎたので、もう少しこの作り方に身体が馴染んできたら気楽に作れるようになると思う。もうしばらく自分を洗脳する必要がありそう。