雑記帳 220122

忙しかったので何やかや溜まっちゃいました。長いです、すいません。

一日複数記事で書くのを

先日書いた通り試してたかだか1週間ちょっとなのですが…思いのほか大変。
休憩時間に慌てて作業するから検証時間や原文記事を読む時間が不足するし、それを省略すると(下に書くけどNarcoticの記事みたいに)嘘書いちゃいます。
工程を最適化できないか吟味したものの、工数が多い時点で限度がありました。
もうしばらくこの形式でやってみてキーッ!てなったら前の手法に戻すかも。

220202追記

負担を減らすため、当日の更新は目立ったニュースのみを見出しとして「🈀」でetc.にすることにしました(あとで抽出しやすくする目的で特殊文字を使ったため、文字化けしちゃう端末をお使いの方、すいません)。
以前のように、記事公開後しばらくしたら小見出しごとに記事を分離します。サイトのトップページやRSSフィードへの影響を少なくするため、目安はだいたい2週間とします。
これまで、分離後は特に断り抜きにしてましたが、ブックマークしてる方もいらっしゃるようなので、せめて分離前の記事の末尾に分離先を記すようにします。
当面はそんな調子で続けますが、文明の利器でも登場したら考えます。

カシオの新製品の件とNarcoticの件

カシオの新キーボードに関しては一昨日判明して、記事に追記してあります。まさかのTTS。

Narcoticのフリー版と記事に書いたのも、デモ版がリリースされたってお知らせだったらしく、たいへん失礼しました。

旭川にて

先日、旭川のICTパークにて午前/午後の2回、小中学生を対象にしたVocaloid体験会の講師を務めてきました。
小中学生のみ対象というのも初めてでしたが、徐々に感染者数が増える中、一昨年の春先の東京のように「来んじゃねえ」と言われるのではとビクビクしてました。不安とは裏腹に、終始穏やかな体験会でした。

ぐんぐんグルトの話題(「ぐんぐんグルトは本日も買えませんでした。」日に日に雪が積もり、自販機で買えないことを報告し続ける人が面白い「絶望すぎる」 – Togetter)を見た方はご存知の通り、数日間の降雪量が凄まじく、当日は早朝に奥さんに「運休らしい」と告げられ「まっさかぁ〜」と思いながら駅に向かったのですが、ハッキリと運休の文字を目にしました。やむなくスシ詰めのバスで2時間揺られて体験会開始数十分前に到着。帰りも予約してた電車が運休になって予約変更。移動に関しちゃまるでツイてない一日となりました。

次回は2/11。
感染者数増加一途の昨今なので自身がまず気をつけるのと、流石に3週間あるからその頃までに落ち着きを取り戻してほしいと願っています。
自分の周囲には高齢の方が多いし、身内にも健康体が一人もいないし、それ以前に仕事を休むと迷惑がかかるので、重症化しにくいと言われてもやはり感染するわけにいかんのですよね。

ワウ2台で声っぽく

以前も書いた話題ですが、まだあれこれ考え中ってことで。

よく知られた手法で、レゾナンスがキツめのフィルターをパラレルで2〜3台かけて動かすと声っぽい音になるってのがありますね。

Delay Lamaの音の変化具合
Delay Lamaの音の変化具合
Omnisphereの中のDelay Lama
Omnisphereの中のDelay Lama
Formant Filterの音の変化具合
Formant Filterの音の変化具合
Kilohearts "Formant Filter"
Kilohearts “Formant Filter”
また何か別物のような変化具合が興味深い。
また何か別物のような変化具合が興味深い。
フィルターを動かしてダウンサンプルする例としてSerum
フィルターを動かしてダウンサンプルする例としてSerum

Delay Lama(現在はSpectrasonicsのOmnisphere内にあり)辺りに始まり、KiloheartsのFormant Filterやら、あと近年はキツめのフィルターとダウンサンプラーで似たような効果(vomitと言ったりする)が得られます。

シンセの内蔵エフェクトで実現するのは自由度が高いんだけどインサートエフェクトで行おうとするとエンベロープを拾ってパラメーターに展開できるものが少ないので、仕方ないからLFOでフリーランさせるのが標準になってしまいます。さもなくばサイドチェーン拾ってムニャムニャするか。

Delay Lamaくらいの濃い効果を得るとしたら、都合4つほどのローパスないしピークノッチをパラレルでかけられれば、適宜エンベロープフォロワーもしくはLFOと連携してやってまあまあ似た効果が出せるのではないかと思いますし、そういうことであればソフトウェア内に限らずハードウェアでもまあまあ似た効果が出せるのではないかと思いますし、だけどハードウェアでやるんならトーキング・モジュレーター買っちゃったほうが結局安くつくでしょう。

この間、ちょっとだけ時間ができたのでBYOMEで作れるかなと思ったら、イマイチでした。結構レゾナンスの立ち方が肝になりそうです。Reason Rack Pluginのほうがもしかしたらラクかも。

マルチバンド×マルチFX

LoFiエフェクトブームが落ち着いてマルチバンドサチュレーター/ディストーションが流行り始めている気配。
あくまで自分のプロダクション範囲内でですが、マルチバンドエフェクトの類いはマルチバンドコンプ以外ほぼ使いませんね。ギターエフェクトのプリセットでマルチバンドディストーションを見た覚えは多々あります。今のところ、実用的にはおおむねその2つに限られてきそう。帯域ごとに別のうねりエフェクトをかけたところで「そういう音」という風に聞こえる止まりで、作り手の個性になる可能性こそあれ目的が不在な感じ。なので、帯域数を大量に作れるソフトがそのうち出るだろうけど有効な効果が見込めないならば、僕自身は手を出さないだろうなと思ってます。

Logic "Pedalboard"
Logic “Pedalboard”
Kilohearts "Multipass"
Kilohearts “Multipass”
HY-MBMFX2_free
HY-MBMFX2_free
Ozone 8 "Imager"
Ozone 8 “Imager”
Xfer "OTT"
Xfer “OTT”
Softube "Drawmer 1973"
Softube “Drawmer 1973”

しいていえば、上のスクショにもあるOzoneのImagerの上掲の設定がしっくり来て、ずっとプリセットとして使っているくらい。

マルチバンドエフェクトを活用すべく色んな手法に挑もうとなると、マルチバンドと同時にマルチエフェクターも必要になりがち。それを先回りしたようなエフェクトプラグインが幾つか出てはいます。
が、できることが増えるといっても、基本的にそのメーカーで使えるエフェクトの質感を脱することはないので、意外な奥行きが出たり画期的に細かいとこまで作り込めるようにはなかなかなりません。
できることは増えても、自分が求める効果に辿り着きやすくなるとも限らないのが少々頭の痛いところです。

深層学習による発音比較

英語ネイティブとの発音の違いを深層学習で可視化 ソニーCSLが開発:Innovative Tech - ITmedia NEWS
英語ネイティブとの発音の違いを深層学習で可視化 ソニーCSLが開発:Innovative Tech – ITmedia NEWS

発音した音源の近似性をマトリックス上に示すもので、きっかけはこういうことらしい。

もともとは「東京の人が京言葉をまねてもすぐに見抜かれてしまう」という体験から始まった

英語ネイティブとの発音の違いを深層学習で可視化 ソニーCSLが開発:Innovative Tech – ITmedia NEWS

某所でコメント書いたけど誤解があるといけないので補足しておきます。
耳が不自由な人であっても喋る機構に不自由がないなら100%完璧に喋れるって考えは不確実て、人間は自分の喋りを耳や振動でフィードバックして補正していくため、耳が不自由であればフィードバックを充分機能させられない可能性があります。他人が喋っているのを目視で真似られるのは主に口の形までで、呼気の違いまでは真似にくく、結果、おもに破裂音が弱くなる傾向がある、と。
図示と適切な解説が補われて発音の修正がしやすくなるなら、これは好ましいニュースではないか、というのが言わんとしたところ。
ただし、いま書いた話は大学時代に音声学の先生から伺った話に過ぎず、30年経った今は新しい見解に塗り替わってるかもしれません。

Only 4 Tracks

How To Produce A DeadMau5 Track
How To Produce A DeadMau5 Track

Sonic Stateで取り上げられているEDMTipsの動画に「Only 4 Tracks」の文字が見えますね。DEADMAU5のトラックはたしかにふだんからスマートです。

音壁ウェルカムだった自分ですが、この数年くらいトラックをなるべく抑える方向で考えています。

こんなに「は」が登場する 文章、初めて見た(移管記事)

Twitterで見かけて記事を見に行ったら、一般に’推奨されない’とされる例に出食わしたので、メモも兼ねて記しておきます。

札幌市の集団接種会場、「札幌エルプラザ」(北区)16歳以上年内空き枠がなくなりました。

北海道ニュース UHB | UHB 北海道文化放送(リンク消失)(太字は筆者)

ここまでの短い文章で、あまりに「は」を連発し過ぎです。↓これでいいのでは…?

札幌市の集団接種会場、「札幌エルプラザ」(北区)では、16歳以上年内空き枠がなくなりました。

うちは砕けた文章をするようにしているのですが、最低限、主格「は」の連発、逆接の「が」の連発、漢字の連発回避になるべく気をつけています。
これは、海外の方がうちの日記を読むことがわりと多く、明らかな国内向け記事以外、機械翻訳してもある程度意味がわかるようにしたいから。
なお「の」の連発に関しては、日本語でのテンポが悪いだけで翻訳への影響は比較的少ない。

主格「は」や逆接「が」の連発は、文頭で話題を宣言した場合に起きやすく(「こちらについては/ですが」)、語調的に「は」を差し込むことも多く(「私個人としまして」)、回避が意外と難しい。文頭で話題を宣言したほうがわかりやすい話し言葉や解説文では、ある程度許容したほうがよさそう。

こういう話題のとき、「絶対にやってはいけないんだ」と勝手解釈される方がおられますが、そうじゃなくて程度問題。何でも白黒つけりゃいいってもんじゃない。
最近見かける、「という」「こと」の多用は好ましくないとするノウハウも、たとえば「書くことができます」を「書けます」に短くまとめられはしても、「書くこともできます」は短くできません(「〜とも書けます」の文脈であれば一旦でんぐり返しすれば可能)し、短くしたからといって意図通りの内容で伝わるとも限りません。

雑記: 詐欺や冤罪など報告見かけますんでご注意を

ここんとこヤバいニュースをTwitterでもよく見かけますんで、自分や家族を守るためにもなるべく気を張っておきましょう。とはいえ2年もこんな生活が続くと、気を張り続けて神経がだいぶすり減ってますけどね。