Kontakt の Wavetable に関するメモ

いまさら感。
Kontaktに Wavetable の機能が搭載されましたよね、けっこう前に。

Native Instruments "Ethereal Earth" : 見覚えのある音色名が…
Native Instruments “Ethereal Earth” : 見覚えのある音色名が…
Native Instruments "Analog Dreams" : ここにも見覚えのある音色名…
Native Instruments “Analog Dreams” : ここにも見覚えのある音色名…
Native Instruments "Ethereal Earth" : wavetable使ってる
Native Instruments “Ethereal Earth” : wavetable使ってる

Analog DreamsやEthereal Earth等のライブラリーの一部ではMassiveから抜粋された幾つかのWavetableが用いられていて、たとえばSin-Squareのデータを覗いてみると上のスクショのような姿で目にできます。Massiveだと波形なんてまるで見えませんでしたよね!
KontaktのマニュアルによるとKontaktでのWavetableの1サイクルは2048サンプルらしく、従ってSurgeやSerum, Falconなどのデータを流用できることになります。

Form Typeのリスト
Form Typeのリスト
サイクル
サイクル

Positionは想定通りの機能ではありますが、Wavetable内のIndex数が多いと、Positionを派手に動かしたときにノイジーに聞こえてしまう傾向があるため、もし他のソフトのWavetableデータをKontaktに食わせてあげるならばざっくりしたデータのほうがむしろ好都合。
良かれとIndex同士の補間処理を実データとして持たせちゃうと逆効果になるってことですね。

波形を変形させるメニューはMassiveでのそれとまあまあ似たようなもので、取り立てて見るべきものもなさげ。
フリーケンシーシフターっぽさあるInharmonicはMassiveにもSerumにもない(FXとしてならMassiveにもある)ので、Wavetableで少し変わった音色(ねいろ)を狙うなら使ってみるのもよさそう。
Kontaktをサンプラーじゃなくシンセとして使う俺(音色の自作をする人がますます減ってきた感はありますが)。

Wavetableを選ぶことにより、SourceのMod部分は少し内容が変わって(そりゃそうだ)、Position等が制御できるようになります。

Script(KSP)、それもプリセットと組み合わせるだけでも、他のWavetableシンセじゃ難しいであろう複雑な発音が可能になりそう。
アルペジエイターというかシーケンサーがもう少しだけ充実してくれたら機能的には一気にOmnisphereを追い抜きそうですけどね。
ちなみにAnalog Dreams等はScript Editorの鍵が外れているため、長文のKSPの全容が見えます。


あ、そうそう。近々、Macを修理に出そうと思ってて、修理に出してる間は更新を休み気味になると思うっす。