先日記したVSLサイトの刷新。
私自身、VSLの製品ラインって把握できておらず、VSLサイトを見てもSONICWIRE見ても、Wikipedia(英語)見ても掴みきれないというのが正直なところでありました。
ってことで、ふとChatGPTに聞いてみると、このようにまとめてくれました。
Vienna Symphonic Library(VSL)は、主にオーケストラ向けの高品質なサンプルライブラリやソフトウェアを提供する音楽ソフト会社です。VSLの製品は、リアルで多彩なオーケストラサウンドを求めるプロの作曲家やプロデューサーに広く利用されています。以下、主な製品カテゴリーについて詳しく説明します。
1. インストゥルメント・コレクション
- Standard Libraries と Full Libraries の二つに分かれ、オーケストラの楽器を詳細に収録しています。
- 各楽器セクション(弦楽器、管楽器、打楽器など)ごとに購入可能で、個別の楽器だけを選んで購入することもできます。
- 例としては、「Strings」シリーズ(弦楽器)、ブラスシリーズ(管楽器)、ウッドウィンズシリーズ(木管楽器)、パーカッションなどが含まれます。
2. SYNCHRON シリーズ
- 新しい世代の製品ラインで、VSLの専用スタジオ「Synchron Stage Vienna」で収録されたサウンドを含みます。
- 「SYNCHRON-ized」シリーズは、以前のサウンドライブラリをアップデートし、Synchron Stageでのアコースティックな特徴を持たせたもの。
- 「Synchron Strings Pro」や「Synchron Brass」などが代表的な製品。
3. ソフトウェア・プラットフォーム
- VSLは、サウンドライブラリを管理・再生するための専用ソフトウェアを提供しています。
- Vienna Instruments:VSLのサウンドライブラリを再生するための基本的なプレイヤー。
- Vienna Instruments Pro:上位版で、より詳細なコントロールや拡張機能が提供されます。
- Synchron Player:SYNCHRONシリーズのサウンドライブラリを扱う専用プレイヤー。
- Vienna Ensemble Pro:ネットワーク対応のミキシング・ホストソフトウェアで、大規模なオーケストラ作品の制作に最適。DAWと連携して複数のコンピュータを同期させることが可能。
4. エフェクトとミキシングツール
- Vienna Suite:プロフェッショナルなエフェクトプラグインのセットで、EQ、コンプレッサー、リバーブなどが含まれています。
- Vienna MIR PRO:リバーブと定位ツールで、バーチャルなホールやスタジオ空間のシミュレーションが可能。オーケストラのミックスにおいて自然なサウンド空間を再現するために使用されます。
5. パッケージ・バンドル
- いくつかの製品をセットにしたバンドルパッケージもあり、特定のニーズに合わせて購入することができます。
- Vienna Smart Orchestra や Big Bang Orchestra などのライトウェイトかつ簡便なオーケストラセットも提供されています。
VSLの製品は、その緻密なサンプリングとリアルな演奏表現の再現で定評があり、特に映画音楽やクラシック音楽の作曲家に愛用されています。
事実との多少のブレはありそうですが、概ね妥当だろうという印象。
要は、代表的なエンジンであった「VI」はもう古くなっちゃったから、次世代エンジンSYNCHRON PLAYERで鳴らせるようにして、それがSYNCHRON-izedなる製品ラインに当たり、しかしこれだとホール名に由来するSYNCHRONシリーズと混同しやすいから、これをSTUDIOって括りにしたというのが今回のリニューアル。
非常に雑に言うとそういうことなんでしょう。
これから導入を予定する人にとってはわかりやすくなったものの、これまで使っていた人にとっては急に名称が変わって、マネージャーソフトであるVIENNA ASSISTANTでの表示名は変わってしまうのか、既に作成済みのDAWのプロジェクトファイルは大丈夫なのか。
あるいは、いま自分が使用しているソフトは廃盤の対象だったりしないのか、廃盤だとしたらどうすればってのがわかりにくい部分ありますね。
もっとも、VSLにアカウント登録しているのであればメールまたはマイアカウントページから新旧製品名の紐づけを確認できる可能性がありますし、SONICWIREサイト上だと各社製品は番号で管理されているため製品名が変更になってもURLが変わらず、こちらも自分の所有製品をマイアカウントページで確認できる可能性がありますんで、そこまで心配する必要もないのかもな、と。
こういうのを心配したのが何故かというと、DTMレッスンでたまに、VSLをインストールしたが動かないという相談があるからなんですね。私、持ってないから知らない、っちゅうのに。
蓋を開けてみると、iLokの認証を通し損ねているとか、OSの自動アップデートが有効になっていて推奨動作環境から外れてしまっているとかが原因だったりします。
そうしたミス、自分も将来的にやっちまわない保証がないので責める気はないのだけど、製品について、誰が見てもわかる形で情報が集約されているかというとそうでもないところに問題の一端があったと思うのです。
果たして、今回のリニューアルで問題解消となるかというと、やっぱり新規ユーザーさんには助かっても古参ユーザーさんや実はPCにあまり詳しくないユーザーさんも含めると、抜本的な問題解消と言いにくいかなと思うんですよね。とはいえ、先ほど記したようにメールまたはマイアカウントページが命綱になるはずで、これらが充分に機能することが最低ラインなのだろうと思った次第。