Ableton Liveにおける VPS Avenger のVST3の誤動作について

左上の▼をクリックしたあと、右上のConfigureをクリックしてパラメーターを順次表示させる
左上の▼をクリックしたあと、右上のConfigureをクリックしてパラメーターを順次表示させる

どの程度該当者がおられるかわかりませんが。
仕事の絡みで動作チェックをしていたら、Ableton Liveで VPS Avenger のVST3を使用しているとき、ノブをクリックしただけでパラメーターが初期化されてしまう現象に遭遇しました。CubaseやStudio Oneでこの問題は発生しません。
この誤動作が起きてしまう環境においては基本、AudioUnitsバージョンかVSTバージョンで代用すれば回避できますが、どうしてもVST3じゃないと困るって場合には、次の手法で回避できそうです。

  1. ノブを触って値が変わってしまったら、そのたびにプラグインウィンドウ上部のUNDOボタンを押す(めんどい)
  2. Ableton LiveにおけるデバイスのConfigure画面(上図)にAvengerのパラメーターを表示させておく(下図)。
全パラメーターを表示させたとこ
全パラメーターを表示させたとこ

どうやらConfigureにパラメーターが表示されていれば初期値に戻ることがないようです。何がそうさせているのかは不明。
“ノブに触ろうとするたびにコンフィグにパラメーター登録するのが面倒だから、最初から全パラメーターを表示しておきたい”ってときは、Configureを有効にしてデバイス画面を緑色に表示させてからAvengerのプラグインウィンドウ上部、MEMORYメニュー内のInitializeをするといいと思います。Configureを有効にせずにInitializeを行うと、たぶんDAWごと落ちます。