Vir2 “Mallets”

メーカーのサーバーが頻繁に落ちるようなのでテキストリンク。
» http://www.vir2.com/instruments/vital-series-mallets/

新製品のお知らせとして届いたVir2のVital Series MALLETSで、クロマチックパーカッション8種(Marimba, Xylophone, Glockenspiel, Tubular Bells. Glass Marimba, Song Bells, Vibraphone, Crotales)が収録されたKontakt音源。
うちの環境のクロマチックパーカッションサウンドはほぼ全てが強弱2段階のベロシティーレイヤーしか持っておらず、制作でこの音色を求められるのが実はいちばんツライ。
物理演算方式のSculptureやChromaphoneもあるけど、クオリティは00年代のままで内容の錬度の面では特に向上していない。
余談だが以前、水などの流体の音を自動生成ってニュースがあったアレ以降、サウンドにおける物理演算のニュースを聞いた覚えがない。見逃してるだけなんだろうとは思うけど、大きなトレンドじゃ無くなってるんかなと思う。

サイトでの説明を見るとベロシティは4段階で、手持ちの2段階のそれらと比べるとたかだか+2とはいえ雲泥の差がある。ラウンドロビンが5つというのにも期待がかかる。
デモを貼っておく。

サンプリングだから当たり前だけど質感はいいセンいってる。
が、だいたいにしてこうしたデモは欠点がバレないように作ってあるので、どこまで信用してよいものかなとは思っちゃう。
この話つながりでいうと、Kontaktのメモリ消費を示す欄が動画だと上に見切れてる(切る必然性ないのに)んで、8つのクロマチックパーカッションをカバーしてるのはいいけど仮に使わなくても8つ分のクロマチックパーカッション全部読み込んじゃってんの?と訝しく思えちゃったりもする。

あと、ま、Vir2のせいかKontaktのせいかLogicのせいか自分の腕のせいかわからんけど、どうもMax強く叩いた音が弱く聞こえるんで、映画並みにガツンとくるオケを作ろうとしても抜けていかない可能性がある。
実際、Vir2のオーケストラパーカッションのデモを聞いても残念ながらガツンと来る音じゃなかった。はてさて実態やいかに(導入予定は今のところない)。