60-10年 USポップミュージックの進化

タイトルで語り尽くした感が…。

The evolution of popular music: USA 1960–2010 | Open Science

相変わらずの雑な訳ですいませんが、Abstractの部分。

近代社会は文化の変遷やまずといったところ。流行の表れはポピュラー・ミュージックに著しい。ポップの源流や進化について記されたものは数あれど、ヒストリーに関する主張の多くは本質面では科学的というより説教のようなものである。これを正すにあたって、私達は1960年から2010年のUSビルボードHot100を調査した。音楽情報の検索やテキストマイニングツールを使用して、チャートに現れる17000に及ぶ録音物の音楽的特性を分析し、和声や音色といった面から定量的な傾向を導き出した。私達は、音楽スタイルについて音響基準の類別を行うためにこれらの音楽的特性を用い、文化の変遷に関する幾つかの古典的なセオリーと対比させつつ音楽の多様性や差異を研究した。
結局、ポップ・ミュージックとしての進化が漸次的か段階的かを調査したということ。私達が示すのは、ポップ・ミュージックは継続的に進化しているものの、1964年、1983年、1991年といった3つの顕著な「革新」の間に特に急な進化が起きていたということ。文化の変遷における定量的科学に対して私達の研究が如何に方向性を示すものであるかという議論によって結びとする。

3つの革新時期についてはベトナム戦争などの情勢も影響しているだろうとは思います。が、この辺りはあまり詳しくない人が憶測で考えても仕方ないので言及控えときましょう。
言うまでもなく、USビルボードのランキングを調査した報告を今自分が関わっている音楽に対してせっかちに当てはめて考えてはマズい。とはいえ、海の向こうの事情とシンクロすることもままあるのは経験的に感じていることでもあり、何らかの判断材料として頭の片隅に入れておくには損のない情報だなと思います。あくまで示された図表で判断する限り、ここ数年は明るくてワンコード気味でリフ色の強いラウドミュージックが好まれる傾向がある(and条件と読み取るかor条件と読み取るかはもっときっちり中身を読まないといけませんが)と自分なりの仮説を唱えられるとは思います…が、その要素のどんだけがUS以外でも成立するのかってとこまではわかりません。日本に限らずUSでもUKでもそうですが、アングラでの流行り廃りはまた少々傾向を異にしますし、無闇に一般論化するのもせっかち過ぎ。
何にせよ、いろいろ条件付きとなりますが、わからないなりに眺めて見てもなかなか面白いデータだと思いました。