Electra2 のCutoffが0になっちゃう問題

うちの環境だけ?と思わないこともないのだけど、いちおう共有しときます。

PWが絶妙な動作をするHypersaw VirがUltrasawのバリエーションに加わり、弦や木管のフィジカルモデリングがフィルターの一環として加わり、人間の聴覚を利用したサウンド合成エンジンのバリエーションまでも補強されたTone 2のElectra 2は今や僕の制作環境の中で重要な位置を占めています。最初はふーん程度のものだったのに…。

さて、このElectra 2をLogic Pro 9で使うとき、再生するたびに、そのSound 2のCutoff 2が0になってしまうケースがありそうです。マニュアルで確認できないので確実には言えませんがSound 2のCutoff 2がデフォルトでCC #123にアサインされている可能性があります。

「確実に言えない」としたのは、何かをきっかけに上記の設定がfactory defaultとして機能してしまうことがあるから(大手のメーカーのソフトでもまれにこういうケースがあります)。いっしょにインストールされるはずのfactory defaultがミスでインストールされず、Electra 2が”起動時に読み込むべきfactory defaultが存在しない場合userのdefaultを読む”あるいは”未設定の項目がソフトの初回動作によってfactory defaultとして記録される”ようにプログラムされているとき、こういうことが起き得ます。
Logic Pro 9はおそらく頭バーン対策の一環で再生直前にMIDI CC#123を発効する(後述)ので、何かのきっかけにこれをMIDI learnしてしまう可能性も考えられますね。

上に記したように、Project SettingのChaseやPreferencesのReset MessagesでMIDI CC#123をむやみに発効しないようにしてもいい(外部MIDI音源を鳴らす場合これが有効とする事例がかつてはあった)のですが、トランスポートのMIDI INをダブルクリックして発動される”パニック”ではこれらの設定が無視されてMIDI CC#123がoverallで発効されるため、結局Electra 2のSound 2のCutoff 2が0にされてしまいます。そしてこれに関してはLogic Pro 9もLogic Pro Xでも回避できません

Electra 2のSound 2のCutoff 2のデフォルトのMIDI CCが123にアサインされているのが事実ならば、一般に定義済みのそうしたCC#を使用すること自体がそもそも好ましくないのですが(既述のように定かでない)。

なので、Electra 2のHELPメニューからRemove all MIDI CC assignmentsを選んでunlearnさせるか、Midi learnで別のCC#にアサインし直すなどするのが(対症療法ですが)ベストかと思います。