United Plugins 下の Soundevice Digital がマスタリング用途の MasterMind をリリース。イントロ価格でだいぶディスカウントになっています。
昨日少し時間ができたので動作チェックしてみたんですが、matchとoptimizer（アルゴリズム内容は不明）のノブが今どきのニーズに合っていて使いやすい印象でした。Shortest Wayと謳うのもそのインスタントさがポイントなんでしょう。
また全体的にかなり大きくサウンドを変化させられるくらい、設定可能範囲に余裕が持たされています。このため、ある程度幅広いジャンルには対応すると思いますが、自分のスタイルと合うかどうかはいちどデモ版を落として確かめてみたほうがいいと思います。ちなみに、これまでのSoundevice Digitalの製品はHiphop, R&B, Trap方面を意識した製品が多く、広くとも、紹介動画で聞かれるようなカントリー、ジャズなど中密度までのアコースティックものまでが基本と考えられます。むろんあえてキラキラ高密度な音楽をMasterMindにくぐらせた効果を楽しんでもいいとは思いますけど。
United Plugins “TrapTune”
United Plugins “Urban Puncher” フリーで配布中（〜10/31）
コンプっぽい潰れ方はしないものの、やり過ぎると明らかに歪みます。言うまでもないとは思いますが、入力レベルと出力された品質はしっかりチェックしときましょう。
設定可能範囲に余裕があるだけに、個人的には細かく調整してベストなポイントを見極めたいところですが、残念ながらというか仕様上あえてそうしてるというか、設定値がマウスオーバーででも表示されないのはちょっと不便（せめて表示On/Offの設定がほしい）。数字に頼らなくていい場面ばかりでもないですからね。
特にLogicでは、LIMITERの各ノブをいじってもオートメーション表示でモニターできず、値を確認するためにコントロール表示に切り替えなきゃいけないのがしんどい（Kiloheartsのソフトもそうなってる）。Logic特有の仕様だと思うので、Logicを責めるべきなのでしょうけど。動画貼っときますね。色が薄くて非常に見づらいとは思いますが、ノブを動かして矢印で示した箇所に値が表示されてくれると本来ありがたい（オートメーションを記録できない場合も稀にある）。
United Plugins releases mastering plugin Mastermind