Tracktion “BioTek 3.2”

あちこちで取り上げられているので、一応うちでも取り上げないことには。
寡聞にして存じ上げなかったのですが、映画音楽やエクスペリメント系のクリエイターに評価されているとされるTracktionのBiotek 3というソフトウェアがあり、3.2へのフリーアップデートがリリースされたとのこと。
2016年にBioTek、2018年にBioTek 2、2024年にBioTek 3という進化を辿っているそうで、上に掲載した動画でも既にぶっ飛んだサウンドデザインの可能性が感じ取れますね。
日本だとMIで扱われているそうですが、BioTek 2までしか確認できませんでした。とはいえ、日本語での概要説明があるのはありがたい。

Biotek 2
サンプリングを原動力とするシンセシス・ワークステーション。限界のないユニークでインスピレーションに溢れるサウンドデザイン環境をもたらし、あなたのサウンドを進化させます。…
サウンドを聞く限りややこしそうではありますが、ぱっと見でインターフェースはかなりシンプルな印象も受けます。
ということは内部の複雑な機構、自由度、そしてそれらの機能を熟知することが活用のキーとなるんでしょう。もちろんこのソフトに限った話ではありませんが、このソフトにおいてはことさらにそう言えるんじゃないかなという印象。
英語のチュートリアルが用意されているみたいですね。
言ってしまえばマニア向けの高度なソフトウェアですが、そういったものを実に見やすく整理したUIデザインは、さすがTracktion並びにその傘下のデベロッパーといったところ。難しそうなものが難しそうなままインターフェースに備わったソフトがたくさんありますからね。若干グラフィックの負荷が気になるところではありますが…。