Tone2 Electra 2.7 にアップデート

愛用の Tone2 Electra が 2.7 にアップデートしました。

Matrix機能の増強ならず

そろそろルーティングの設定画面にaux sourceが追加されることを期待したけどいまだに実装されず残念。
Matrixのスロットを消費しちゃうので、シームレスな音の変化を仕込む障壁になっちゃうんですよね…。

自然なステレオ化をもたらすHyper Unison

そのかわり今回は数字を見てぎょっとする機能が1つ加わってます。
紹介動画の中盤手前(2:52)で見える数字。

9216ユニゾン状態のsawtoothを鳴らせる……といってもものは言いようで、もともとUltrasawって機能でユニゾン状態のノコギリ波を簡単に鳴らせる上に、新たに最大9ユニゾンのステレオ発音として鳴らせるHyper Unisonがエフェクターとして加わったと。
実際、効果は上々。
3オシレーター×4レイヤー×64ポリ×9ユニゾンなので数字的にはとんでもない発音数が実現できることになります。この計算だと6912と数字が異なるのは、Virusのユニゾン発音をシミュレートした、UltrasawのHyperSaw 9xを計算に入れたのかな、と。
CPU負荷は相変わらず恐ろしく低いんですが、出音としての迫力は意外にないし、一般的な8ユニゾンを超えれば全部一緒なんだろうなってのと、さすがにMIDI信号の取りこぼしが発生したことも考えると、このエフェクターの真の価値は「有機的なステレオ感を簡単に出せるようになったこと」と捉えたほうがいいかもしれません。
今までElectra(に限らず通常のミックスでも)では、サウンドが遊離したり余韻が発生してフレーズのスピード感が薄れてしまったりフランジングが起きがちだった従来のエフェクトを避けてステレオにする方法が無かったので有り難い。

ちなみに以前のSmart UnisonはたぶんChorus Whiteってのになったと思われます、たぶんね。

Driveの機能増強

Drive機能はReveal SoundのSpireのSHPに並ぶ面白歪み機能なんですが、先行してIcarusに使われていたものがこちらにも移植されたみたい。
流行りの(つっても結構前からか)Screamっていうのも加わってます。

僕がよく使っているのはShapeで、これが新しく幾つかに分化しました(これまでのShapeは、2.7だとShapSinに当たると思われる)。
音の出口に近い側にエフェクトや特殊処理が配置されるソフトシンセが多い中、Tone2製品は比較的オシレーターに近い側にShapeをはじめとした処理が配置されてるので、はたして音色にこれからどれだけバリエーションを持たせられるようになるのかは楽しみです。
ただ、先程の紹介動画を見る限り、いまいち音色がチャチい印象もあるので、どうなんだろうなあという思いもあります。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です