Tempest Instruments “Sigal Collection vol.1” – 歴史上の楽器をサンプリング

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Tempest Instruments “Sigal Collection vol.1”

サウスカロライナのSigal Music Museum所蔵の貴重な楽器が、Tempest Instrumentsとの協力により、Sigal Collection vol.1としてライブラリー化されたようです。
Tempest Instrumentsというのは、Embertoneの元共同設立者でありバイオリニストでもあるAlex Davisが率いる新しいデベロッパー。Embertoneも、由緒正しき楽器や教育方面に重きを置くデベロッパーでしたね。

情報
  • Kontakt 8以上、Kontakt Player対応、NKS対応
  • 16GB
  • 定価$149、イントロ価格$129

Sigal Collectionに収録されているのは、Broadwood & Sons Grand Piano, 1845、Walter & Son Piano, 1815、Kirkman Harpsichord, 1761、Stein Grand Piano, 1784、Italian Single-Manual Harpsichord, ca 1660、Spanish Clavichord, ca 1780の6つ。
the Metropolitan Arts Council、the Institute of Museum and Library Services、Native Instruments、 Tempest Instrumentsといった座組による、真面目なプロジェクトですね。

いずれも、おいそれと実物を演奏できるものではないので、サンプリングライブラリーに仕立てたというのは妙案かと思います。
今のアメリカだと、お偉方の思想にそぐわぬ学術研究資料の破棄などとんでもないことやらかしてくれるので、こうした文化資産も金にならないなどの言い分で憂き目に遭わされかねません。
購入するかはさておき、音の記録として残す価値も存分にあるでしょう。