Surreal Machines “Crack” フリーのトランジェントシェイパー

Surreal Machines “Crack”

少々まどろっこしい Crack という名前のフリーのトランジェントシェイパー兼リミッター兼マキシマイザーが、Surreal Machinesというメーカーからリリースされました。なぜまどろっこしいか、わからない人は知ろうとしないほうがいいです。

アタックは±15dB、サスティンは±20dB。ダイナミクスのモードにはThru, Clip, Limiter, Maximizerの4種類があって、Maximizerを除き、ゲインが±10dB。で、Dry/Wetバランスがついてます。
各パラメーターの振れ幅が大きいことからEDM寄りの用法になるかなと思って試してみたんですけど、特にこれといった癖もなく、よくいえばオールラウンドな感じ。
パラメーターが必要最低限なので、トランジェントシェイパーとは何ぞや?って方にとっては理解のチャンスかもしれませんね。

Ableton Live 10 "Drum Buss"
Ableton Live 10 “Drum Buss”

トランジェントで思い出したんですが、だいぶ前にAbleton Live 10で搭載されたDrum Bussはイイですね。
低音の整理や、加工の幅が広く、割り切られた機能でとても使いやすい。
Ableton LiveがメインDAWでないため活用できず悔しい。これが他のDAWでも使えたらいいんですが。

Voxengo TEOTE

さて、今日はもう1つ。フリーではないのですが、VoxengoのTeote。

先日取り上げた、HoRNetのThirtyOne MK2(HoRNet “ThirtyOne MK2” – makou’s peephole)のように、目標とする周波数分布に自動でEQイングしてくれるもの。
ThirtyOne MK2のときには書かなかったのですが、この自動EQはこれさえ作動させてしまえば後は手を付けなくてOKってのではなく、いったん標準的な音にしてから自分好みに調整していくためのクッションと考えたほうがいいかもしれません。ミキシングでいえばゲイン・ステージング、ウェブデザインでいうリセットCSSってとこでしょうか。
iZotopeの半自動ミキシングもいいけど、もう1つの手法としてこうしたリセットEQが定着していくのかなあなどと夢想。