Spectrasonics Stylus RMXとSide Chain

メモ。
Side Chain隆盛の昨今。
Stylus とLogicのCompressorのSide Chainの組み合わせで曲作ったりしてるんですが、いつしかトリガー用のチャンネルにレイテンシーが発生するようになったので、Logic 9でいうところのBounce In Placeを手動でやったりしてました。ただ、これが不自由でしょうがない。
Logic特有の問題なのかと思って他の人の話も聞いてみたら、どうも他のDAWでも起きているようで、Stylusの問題なのかもしれません。もしかしたらMac ProとStylusの組み合わせがよくないのかも。

音の経路を変えてみたらレイテンシーが発生しなくなったので、そのメモです。
結論としてはStylusをStereoで使おうがMulti Outputで使おうが、出口をStereo Outputではなく、Busにして、Bus上で処理させるという方法。
つまりCompさんはBusに鎮座しまして、別Busからトリガー信号を受けまして、Stereo Outputに出力を渡すということ。
図で示せないのでスクショ。

StylusでのSideChain結線例
StylusでのSideChain結線例

Stylusの1ch目をトリガー用のバスドラにして、トリガー信号をBus 1に送り、作り込み用のアウトプットをBus 2に。
2,3ch目はOut BにまとめてLoop1のチャンネルに出力。軽く音を作ってからBus 3に送って、Bus 3上に配置したCompでトリガー信号を受ける。
4ch目はOut CからLoop2のチャンネル に出力。これも軽く音を作ってからBus 3に送ってトリガー受け。

ちょっとだけ補足です。
バスドラのアウトプットをセンド以外でもBusに送っているのは、バスドラの信号をバイパス状態でセンドしてSide Chainに突っ込みたいから。で、ミックスされるバスドラの音はトリートメントしたいからっていう理由。
バスドラを叩いちゃってからSide Chainに送り込んだら、Side Chain対象のCompの掛かり方が変わっちゃうんで。
ボク自身Logicを十二分に使いこなしているわけでもなく、またもとよりそのソフトなりなんなりに備わっていない機能がマニュアルに記されることもないんで調べ切れておらず、バイパス状態の信号を他に送り込む方法が今のところコレしか思いついていません。
センドにプリフェーダとポストフェーダとあともう1つ何だったかあるんですが、プリインサートに相当する項目はなかったはず。

追記:その後の日記にも記しましたが、個人的には、BusセンドしたものをSide Chainのトリガーに使うことをお勧めしません。理由は4つ。

  1. トラック数が増えてくるとレイテンシーの影響を受けやすくなり、Side Chainの効果が薄れる可能性がある。
  2. 視認性に劣る。つまりどのBusがSide Chainの信号であるかが一目でわかりにくい。
  3. Side Chainトリガーのトラックのトリートメント(上記記事で言う「作り込み」)がSide Chainの機能性にとって逆効果となるので、トリートメント用とSide Chainトリガー用にいちいち2トラック用意するのが非効率である。
  4. Stylusに限らず、Multi Output状態のインストゥルメントのMain Out、正確にはCh 1に設定した出力が何故か4dBほど低いバグがあるようで(うちだけ?)、いちいち念頭に置いて調整するのが煩わしい。

ゆえに、Bounce In Placeしてオーディオデータにして、AudioをSide Chainとして拾ったほうが圧倒的にわかりやすいです。あえてEnveloperなどを使用して波形をオーバーサンプルさせる必要がある場合は、それなりに下準備をするのがいいと思います。

なお、少々わかりづらいが、Mixer上のチャンネル名称としてチャンネルスプリット上に表記されるのは、Mixerの各チャンネルスプリットにつけた名称ではなく、そのチャンネルスプリットを選択した状態でInspectorの下部の段に表示されるチャンネル名称。この名称を変更するにはEnvironmentで当該チャンネルスプリットを探すか、Inspector上で名称部分をダブルクリックして名称入力モードにするかの二択。