SpliceでSerum 2 LFO pathプリセット配布

Splice Blogで、Serum 2用のLFO Pathのプリセットパックがゲットできるよーという記事が公開されています。
なるほど、どんな有効なLFOパスが配布されているのかと見てみれば、お絵描きテイストのものが中心なんでしょうかね、これ。
色んな可能性が示されているはずなので、探求を進めようと思う方は見てみるとよいかなと思います。
以下、雑記。
先週末、どうにかSerum 2のマニュアル 355ページ分の翻訳を終えたのですが、ほかにも翻訳しないといけない別ソフトのマニュアルが今なお山積してまして、肝心のSerum 2の細部をまるでdigできていません。
ちなみに分厚いマニュアルを翻訳したよと偉そうに書いたものの、実際のとこマニュアルの文章、表の翻訳は数学用語に強いNotion AIの手を大部分で借りたのでして、自分では画像の追補修正やレイアウトの調整、内容の校正を行なったくらい。いや、それでもエラい分量ではありました。
PDFを原本とした翻訳作業って、Deep Lだとおかしなことが起きやすく、特に表部分のコピペは惨事が起きやすいため、「表と思われるところは表として整形してくれ」と指示すればほぼ百発百中で表にしてくれるNotion AIは非常に有能でした(もちろん生成系の指示への応答はバリエーションが乏しく、万能ではないのだけど)。
もっとも、原本がきちんとしてないといかに優秀なAIだろうと望み通りのものに仕上げてくれないわけで、何よりまずマニュアルをまとめたXferのSteveの几帳面な性格なしに、この順調な作業はあり得なかった。
それでも、マニュアルでSerum 2の隅から隅まで説明し尽くされているかと言うと、案外そうでもない。これらは追々明らかにされていくでしょう。自分も暇を見つけてあれこれ試してみたい(たとえばsfファイルを読み込めるけどprogram numberはどうなってるのかとかね;sf2はコンバートせよと記されてたはずなので単独音色しか読み込めないと推測)。
Serum 2の機能の豊富さと、それに反しての安定性と軽量さは、ある程度いろいろなソフトを見てきた人には信じられないレベルでしょう。Serumに比べたらそりゃ重くはなってるので、スピード感を選ぶ人ならSerumのほうを優先して使用してよいでしょうけど、機能の量が数倍に膨れ上がったSerum 2でもなお充分速い。
言うまでもないけど、GranularやSpectralはその仕組み相応に重く、和音を鳴らしたりUnisonやDensityを盛るとあっちゅう間にCPUが振り切れて、音楽どころじゃなくなります。そしてさすがにGranularやSpectral専門のソフトに比べたらメニューや編集能力が欠けるので、本格的に使うってよりゃ味わいとして導入するに留まるでしょう。