Spitfire Audio “Albion One” v2
Spitfire Audioのダイジェスト版ライブラリーといえる、Albion Oneがライブラリーの補充と一部バグフィックスを加えてバージョン2になりました。相当久しぶり。
スタッフのごたごたがあったり情報の更新が手薄だったりと、何だかいろいろ抱えたブランドではありますが、個性、ノウハウに関しては申し分ないでしょう。
オーケストラを主にフィーチャーした、フィルムスコア向けのシリアスなサウンドを得意とした(おそらくこの先、エレクトロニカ系アーティストのシグニチャシリーズなんかは減っていくと思われる)Spitfire Audio製品には、他社製品じゃ得られない特殊な奏法、FXが多めにピックアップされており、譜面中心の考えだと閃きにくいインスピレーションがここに備わっているといえます(むろん現代音楽に造詣深い界隈にとっては物足りなそうでもあるのだけど)。その方向性やバリエーションのあり方はこのAblion Oneにおいても同じ。
Spitfire Audioとはどんな製品を扱うブランドなのかひとまず手を出してみようか、って人にはいいかなと思います。それにしてはけっこうお値段が張りますが。
Albionってのは、フィルムスコア向けというコンセプトのもとにまとめ上げられたライブラリーのシリーズで、
これまで6作、7作くらいリリースされています。ある程度自分の創作の方向性が絞られてるならば、Albion Oneよりゃシリーズ内の他製品をチョイスしたほうがいいかもしれません。
なお、Spitfire Audio製品はたしかアカデミックライセンスの対象となるはずです。