Soundtoys “SpaceBlender”

Soundtoysからひさびさの新作SpaceBlenderがリリース。5/22までフリーで入手可能とのこと。
コンボリューションリバーブ(IR)に近いのですが、コンボリューション方式ではリアルタイムで通常動かせないTimeパラメータを動かすことができる特殊な分析再合成アルゴリズムを搭載したリバーブかなと思われます。
キモは、いわゆるDiffusionのように機能するTextureパラメータ。IRデータの解像度を下げてWavetableのように周波数分布を記録したものじゃないかと考えます。そこにBlurをかけるか、Spectral Blurをかけるか、もしくはより多くのスペクトルプリントのようなものをクオンタイズのように合成できるようにしたものなのかなと憶測。

リバーブは比較的サンプリングレートの影響が出にくいというか、入力信号の解像度をぼかすようなものなので、正直リバーブ自体がそこまで精細な参照データを持つ必要はないと思ってるのです。むろんハイレゾしかりで、そこで取りこぼされる信号要素にどんなリアリティが潜んでいるかはわかりませんけど。
アイディアとしては申し分なし。
実用性は